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痴獄へ道連れ

マレー半島に於いて英国陸海軍を恥辱に塗れさせた日本帝国であるが、それは東南アジア全体を襲う、強制羞恥プレイの始まりでしかない。


マレー攻略作戦とほぼ同時に行われた、フィリピン攻略作戦、続く蘭印への侵攻作戦(メスブタ大海嘯)は、燃ゆる股間の炎をもって数百年に渡る欧米アジア支配を燃やし尽くさんとしていた。


フィリピン攻略作戦はその最たる物であり、戦闘・占領統治ともに苛烈であった事が幾多の禍根を後世に残している。


その始まりは1941年12月8日台湾の各基地から出撃した海軍第11航空艦隊によるマニラ市とその周辺航空・海軍基地への空爆であった。


ここで重要なのは、史実と違い、日本帝国はマニラ市への空爆も行っている事である。帝国海軍はフィリピン早期攻略の為、ハワイでも使用された高濃縮精製オルゴナイト爆弾を開戦劈頭にぶち込んできたのだ。


マニラ市中心部を含む人口密集地帯へのこの攻撃は、ハワイで行なわれた痴劇の比ではなかった。なにせここでも深山が用いられているからだ。


街路に充満するピンク色のガス、逃げ惑う人々は、年齢も性別も関係なくイき倒れ、高濃度オルゴナイト放射線に蝕まれた彼ら彼女らは、理性なき腰ふりモンスターとなり立ち上がる。


万を超える検閲の暴虐、産地直送褐色系メスブタがフィリピンの政治経済の中心地にお届けされたのである。その日の内に、市内全域が阿鼻叫喚のハンティンググラウンドと化し、麻痺状態に陥ったのは言うまでもないだろう。


これを前にしたアメリカ極東軍司令官ダグラス・マッカーサーは、当初計画であるバターン半島とコレヒドール要塞への籠城を早める決断を下す他はなかった。焦点の合わぬ目で徘徊し、男とみれば人外のスピードで襲い掛かる魔物とは言え、昨日までの市民を射殺してまで鎮圧する事は、政治的にも軍事リソースの消耗と言う意味でもできなかった。


 そして日本軍の恐ろしいまでのスピードは、その計画すらズタズタにしてきた。戦前よりフィリピン防衛の問題点として、日本帝国領土に近すぎる為、開戦となれば大兵力を早期に送られてしまう可能性は示唆されている。完全防衛は不可能であるので、できうる限りの持久を、それがフィリピンと言う土地の求められている役割であった。


  その「できうる限りの持久」すら、日本軍は不可能にしようとしていた。日本帝国はフィリピン攻略の主力である第14軍の他、既に確保している大陸沿岸より大量の余りものを送り付けて来たのだ。


 そう何時もの奴(補助連隊)である。それも最悪な部類を、最悪なタイミングで、最低な行為の為に解き放ったのである。なにが最悪かと言えば、今回投入されるこいつ等は治安戦に長らく投入されていた者たちであると言う事だ。


 この世界の日本軍の治安戦とは、抗日地域は徹底的に、それ以外は難癖付け、現地男性を捕まえてから仲良くなり土着する行為である。それに長らく従事すると言う事は、既に既婚であるか、性格若しくは性癖により男を捕まえられない喪女であると言う証左であり、今回投入されるのは後者であった。


 こいつ等はキッツイ性癖をしており、概ねマゾが多かった。


 日本帝国に於いて、男子を捕まえられない性癖のワーストはマゾである。想像の中でならまだしも、美しい、時に幼いとすら言える女に、腹パン、ヤクザキック、ムチでバシバシ、蝋燭を垂らすのはキツイ(精神的にも体力的にも)


 まして更にハードな、ハード過ぎる物を求める、部分的再生能力を持つ生物に付き合える男は少ない。




 例を幾つか上げて見よう


 1 ご主人さまにお口で気持ち良くなって頂く&自分の快楽の為に手ずからの抜歯を求める腰まで届くロングの少女。


 2 荒縄宙吊り両手足の爪の間に畳針を刺してからの仲良し行為を求める身長2メートル半のゴリラ


 3 無言で鋸渡して来る、飛んだ目の一週間風呂入らず自室に籠って作戦考えてそうな瘦せ型丸眼鏡ダルマ志望金モール付きオカッパ


 4 限界首絞め窒息泡吹き仲良しでなければイケない、目つきの悪い、最愛の義理の兄をBSSされて、そっち方面にも目覚めた大尉


 5 その大尉を馬鹿にしてこっぴどく絞められた結果、血みどろ軍刀切り刻みプレイを熱烈に望むド変態少佐


 以上の様な度し難過ぎる難物を相手にするのは、健全な精神を持つ物には拷問でしかないだろう。そう言うのが帝国には少なくない数生息しており、犠牲者をご主人さまに変えようと狙っている。


 これは後の話となるが、かの有名な「1000ヤードの凝視」はこの世界でも描かれているのであるが、この世界では、プレイを強要され続けた海兵隊員の哀れな姿を描いた物とされている。この様に心身共に屈強な男子であれ、如何にどマゾブタが衰弱させるか読者諸氏にはお分かりになるであろう。


 そのドマゾブタ共が、ジャンク船まで徴発してドヤドヤと押しかけてきたフィリピン戦線の惨事もである。死を恐れぬ、寧ろデスアクメを決めようとする輩が、戦線後方に回り込んで来たのだ。


 こいつ等の始末に負えない所は、限界ギリギリまでデスアクメを堪能しようとする所である。通常のメスブタ補助連隊兵は、男を前にすると狂奔に狩られ、遮二無二突撃してくるので、ある程度冷静に対処すれば対応はできる。


 充分な砲火、複合した火線、出来れば航空援護か戦車の支援があれば撃退は出来る。地雷だけでは残念ながら止まらない。踏み越え踏み越え貴方の元にダイブして来る。


 だがこいつ等は一味も二味もエグくて苦くて狡賢い。簡単に死んでは快楽を堪能出来ないと本能で悟っている。相方が居ないとその喜びも半減する事もだ。


 マゾブタ共は、痛みの中にある快楽、自分の肉体と精神が擦り切れる中での絶頂をご主人さまと分かち会いたいと思っている。嫌が応でも理解させると妄執の炎を燃やしている(だから幾ら見た目が良くても喪女なのだ)


 であるので、簡単にはヤられてくれず、ズタボロになっても快楽に打ち震えながら、あらゆる方法で襲撃をしつこく非常にしつこく繰り返して来る。


 最悪なタイミングとは、こんなのが、現地軍並びにフィリピン政府機能が、コレヒドール要塞とバターン半島への戦力移動に四苦八苦する時に、マニラ湾の面する各地に飛び込んできたと言う事であり、最低の行為とは、上記の幾つかの若しくは複合した行為の強制である。


 この為、コレヒドール要塞への戦力移動を阻害されたマッカーサーは苦渋の決断として、要塞の放棄を決断、全戦力をバターン半島へ移動させる羽目に陥る。これには、報告を受けた米本国も難色を示したが、要塞の火砲を日本軍に奪取されたとしても、自国の珍兵器使用に拘る彼女らが、早期にバターン半島へ向けるとは考え難いとの判断で了承された。




 1941年12月15日 驚異的な速さで上陸した第14軍主力は、アパリ方面から上陸し台湾経由で続々と送り込まれる補助連隊(一般性癖)にフィリピン北部の蹂躙を任せ、ダバオを攻略した第16師団支隊と合流、勢いのままに立ち塞がる米比軍を撃破しマニラ市に突入した。


 史実に置いては無防備都市宣言を出した筈のマニラ市であったが、未だ氾濫した現地メスブタの排除が出来ておらず、第14軍司令の本間晴(雅が抜けた)中将のこれまた史実と正反対の訓示である。


 「今夜はパーティーだ!派手に行こうぜ!」


 の宣言が示す通り、日本・現地メスブタに寄る狂乱の宴が開始されてしまっていた。第14軍の某参謀による、陸軍省への報告は


 「スッゴイ楽しかったです!後、産休希望が4130人程で、軍籍放棄者が6808人程でましたので第14軍はガッタガタであります!どうしましょう?」


 とあったので、どの様な行為があったか察するに余りある。余談であるが石原某が


 「離せ!俺が本間を切って来る!離せって言ってんだぞ!コラぁ!辻!お目付け役のテメェが止めねぇでどうすんだよ!」


 喚き散らした後に鎮圧されたとも言われている。


 まあ、その様な一幕もあったのであるが、このマニラ市への一連の狼藉にマッカーサーは、助けられる事になった。マニラを捨て、バターン半島へ至る道路を死守する構えに出ていた米比軍は、貴重な時間を稼ぐ事ができ、日本側は後続の部隊が到着するまで、バターン半島を封鎖する事しかできなかったのである。


 だがそんな米比軍であるが、史実に無い苦境にも迫られていた。コレヒドール要塞の放棄と日本軍の停滞により、想定よりも多くの兵力が狭い半島に籠城する事になってしまい物資不足の懸念が出てしまっていたのだ。これが後の悲劇を生む事になる。


 明けて2月8日から15日に掛け、増強を受けた日本軍は連日の空爆により総攻撃の準備に入る。


 この時、本土に備蓄されていた最後の濃縮精製オルゴナイト爆弾が投入されているのであるが、この威力は絶大であった。何があったかと言えば、日本軍の総攻撃を前にして脱出を図る事になったマッカーサーが一時行方不明となったのだ。


 末端の兵士に司令官の脱出は知らされていなかった為、司令官の消失は多大な精神的衝撃を持って受け止められる事なったのである。幸い、マッカーサーは無事発見されたのであるが、その発表が後任の司令官であるウェインライト中からなされたのが彼の脱出後の事であった為、籠城していた兵士たちの士気は目に見えて落ちてしまっていた。


 ここでまた余談ではあるのだが、ダグラス・マッカーサーはこの脱出に際し、自身の幕僚を殆ど喪失している。史実バターンボーイズはその存在が消えたのである。


 一説によれば、彼らは濃縮オルゴナイト爆弾により発生した、密林を彷徨う現地ゲリラメスブタや、後方に浸透したゲリラマゾブタの手に一人また一人と主を守る為に


 「自分より背の高い草むらに入るな!奴らがいるぞ!閣下!早く走って、、、、、オワ――――!!」


 「閣下!ここでお別れです!さあ来い!俺が相手だ!月までカッ飛ばして、、、ウワーーーー!」


 「待って!待ってくれ!足を何かが、、、、ダメーーー!そこは出すとこなのーーー!!」


 等と散って行ったとされており、当のマッカーサー本人も救助のカタリナ飛行艇に辿り着いた時にはパンツ一枚の状態まで剥ぎ取られていた(そして腹心たちの喘ぎ声を聞き続けた彼の股間は確かに勃起していた。もしかしたら、彼には捕まりたい思いが芽生えていたのかもしれない)とされている。


 話を戻そう。


 マッカーサー司令を失い、連日の砲爆撃、まして内部から敵が現れる事態に、バターン半島の兵士たちは耐えろと言う事は難しかった。そして此処に来て物資の消耗が致命的になっていた。


 濃縮オルゴナイトでなくとも日本軍の攻撃はALLオルゴナイト製なのだ。その攻撃に堪えるには対ガス装備が必要になって来る。予想より多くの兵士が籠城する事になってしまった半島には全員に行きわたる程の備蓄は残念ながらなかった。


 此処に至り、自分達が笑い飛ばしてきた日本軍の頓智気兵器の恐ろしさに米比軍は気づく事になる。死にはしないだろう。だが24時間、どこにでも忍び寄って来るピンクのガスと甘い匂いに怯え、少しでも対応が遅れれば、爆発射精アへ顔昏倒する事は、助けの望めない状況では凄まじいストレスなのだ。


 そして誘惑もある。今現在戦われる戦争と呼ばれる物は、これまでの物とは全く違うのだ。


 「「降伏しても可愛いねーちゃんたちと一発やるだけだろ?寧ろご褒美では?なんで俺たちはこんな苦しい目にあってまで頑張ってるの?」」


 劣勢の増して救援の見込みの無い兵士に、この言葉が脳裏を過ってしまえば戦える物ではない。如何に上が愛国心と義務感に訴えても駄目だ。


 先ず前線に配置されていた比軍の一部が独断で降伏を選び、崩れた穴から突撃する日本軍を前にして、撤退を選ばない米兵が出て来る。後はなし崩しにバターン半島に構築されていた三層の防衛線は、3月2日の時点で最終防衛線であるマリベレス山周辺の物まで後退してしまう。


 3月5日 最終防衛線への総攻撃を前にしての本間中将の降伏勧告をウェインライト中将は受諾する。10万を超える捕虜を出してフィリピンでの本格的な戦闘は此処に終了した。


 追い詰められた男たちは淫魔と取引したのである。


 行く先が痴獄だと知らず。




 長く途轍もなく長く続く男たちの列 


 太陽に焼かれガビたズボンを引き釣り歩く敗残の群れ


 ここは痴獄 母性手招く痴の街道 


 Hello Baby! I'm Your Mother!


 お前も!お前も!お前も!乳を吸え!


 次回 バターン痴の行軍


 俺たちは赤ちゃんにされる。

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