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アクメの飽食其の一

「関東軍防疫部」


史実に置いて関東軍防疫給水部本部へと改変され、通称「731部隊」と呼称された、細菌戦・生物兵器戦研究部隊、それが呪われた名前の正体である。


非道なる人体実験、実戦での細菌兵器使用は、大日本帝国陸軍の暗部を象徴する大変にセンシティブな問題であり、史実に置いて今なお歴史に暗い影を落としている。


筆者としてもこれを否定する事はしない。確かに史実日本軍はやる事はやっている。だがその正味な話、その運用に関してはお粗末としか言い様がない。


なんか自爆しまくり、赤痢巻いて自爆、ペスト菌散布に蚤を使って散布失敗し自爆、この部隊が細菌・生物兵器戦で効果的な何かを出来たかと言えば到底戦争に寄与していたとは言えないだろう。


こんな事であるなら大人しく防疫だけに集中して置けば子孫にツケを回さなかったであろうにとしか思えないところである。



寧ろ日本軍がヤらかして成功しているのは兵物兵器と同じく、ジュネーブの方で禁止された化学兵器であるガス戦の方であろう。これに関しては言い訳できない程効果的に日本軍は日中戦争でヤらかしている。


史実日本軍陸軍お得意の「浸透強襲」


短いが強烈な砲撃により、敵を混乱させ防御システムを無力化、くわんくわんになっている敵弱点部分に小隊を単位とするよく訓練された突撃部隊で戦線の隙間から浸透して後方に侵入を行い、こじ開けられた穴に本隊を殴り込ませる戦術である。


話だけ聞くと美味く行きそうであるがそう単純な話ではない事は読者諸氏もご存じであろう。


第一にそう簡単に敵防御システム(この場合は多層化された砲兵陣地)を無力化できるのか?と言う問題。


第二に隙間や弱点なんぞ簡単に暴露するか普通?絶対に予備兵力いるだろの問題。


最後に第一線を抜いても第二線、第三線と予備陣地があるのが普通であり、大人しく何時までも混乱してくれないだろ?人間の体力で短時間の予備陣地を攻略は無理です!などなど問題が有る。



ナチスのドイツは一次大戦後に「人間ダメなら機械や!戦車とスツーカでこじ開ければええねん!アカンわいは天才かもしれん」の結論に至り、所謂所のブリッツクリークを考案し、


精神的後継のソ連は「ほなら全戦線規模でキャン言うまでいてこましたる!大人しゅうしろやマンシュタイン!」と言う壮大な結論を導き出し縦深打撃戦術を生み出した。


 この二つは綿密な作戦と兵站、必要な時に必要な量を集中できる事、それに伴い迅速な兵力移動を必要としている。それは輸送車両であり戦車であり、詰まる所機械の力な訳である。二つの殺し合った勢力は電撃的な戦線突破には機械に頼る必要があると答えを出している。




 では未熟な機械力しかなかった第一次大戦時、帝政ドイツ第二帝国はどの様にして問題を解決したのであろうか?継続的に敵陣地を混乱させ、迅速にかつ兵員に極力被害を出さないで重層する敵陣地を占領したのであろうか?

 

 答え ガス砲弾


 そうガス、毒ガスである。それを嫌らしい事に組み合わせて使用するのだ。滞留時間の違う窒息、糜爛、嘔吐、催涙のフルコースをである。


 敵司令部に滞留時間の長い窒息剤、砲兵陣地にやや長い糜爛剤を投射して混乱させ、前方には短い催涙剤をプレゼント、全てにガスマスクを貫通する嘔吐剤を混ぜるのがミソである。


 そうすると後方・前線共にゲロで溺れてマスクを剥ぎ、次いで窒息死、化学火傷、目と喉を掻きむしりながらの悶絶を迎え、尚且つ攻略部隊の到着時には拡散していて安全かつ簡単に無力化できるのである。


 浸透戦術の要である衝撃力はガス攻撃(あくまでガス砲弾ないしガス爆弾)なのだ。これを欠くのでるから後世の進化系たちは機械力による衝撃を用いた訳である(異論はあると思われる)




  でだ、第一次大戦を日本帝国は綿密に研究している。しているから史実統制派は総力戦体制とか言い出し、現場は泣く泣く精神力(確かにガッツは大事であるが)を誇大広告せざるを得ず、機械力が乏しい為、夜戦浸透強襲に血道を上げた。


 そう研究していた。だから浸透戦術の要についてはよーく理解していた。理解しているから、やり返して来る可能性のある対米英戦にはガス兵器を用いていない。自分らより優れているのが条約破り上等してきたらあっと言う間に負けるからだ。


 ではやり返してもこない、対ガス装備も劣悪、数だけは多い(日帝主観)、見てる奴はいねぇの構成要件がそろった時、数に劣り広大な征服地を管理しなければならず、日々研究と配備に努力してきた大日本帝国君がですねぇ使わないと思いますか?


 はい使いましたね。「あか」と「きい」に代表される奴を。


 読者諸氏も敵部隊が明らかに潜んでいる村落に、少数で掃討戦に乗り込みたくはないだろう?だから先ず、ぶち込んで無力化してから掃討する。史実日本軍のガス使用は概ね治安戦で行われ戦果を挙げている。


 誤解しないで頂きたいのであるが、筆者は何も責めているのではないし、説教をするつもりもない。人類は凡そ似た様な生態をしており、世の中には街全部を石窯サウナに変えた国もあるし、きのこ雲に兵士を突撃させアトミックなソルジャーを作成した国もあり、自国民に梅毒打って回った国も、船に詰め込んで底に穴を空けた国も、共産主義者orインテリと言う事で殺し殺した国もある。


 また言わなくてもご存じであろうが、ガス浴と言う斬新な入浴方法を考案し今頃地獄で体験してる奴らもいた。貴方も私も、エデンツイホウ類キラーエイプ科ハナシアイハデキルカラアキラメナイデザルなのだと申し上げているだけである。


 ハイ止め!(筆者が自分で振った話であるのだが)暗い話ここで止め!話を元に戻します!




 此処までの話は前振り、以上の様に語ってきた事が日本帝国が勝利を確信する要因に繋がっているのと言う事だ。悪魔の研究、禁止された兵器群、それこそが帝国の確信の源に存在する。


 だがそれは史実と完全に同じでは無い。エロと馬鹿が支配し、国家と男女の尊厳はグリグリとバシバシとヒールと鞭で叩いて踏みにじっても、生命までは取らない事にしている日本どスケベ帝国は非人道的行為を行っているのであろうか?


 


 これが今回のお話の主題!ゲンナリせよ!これが勝利のカギだ!


 永遠に呪われたる改め、永遠に笑われたる名!その名を721部隊と言う!731ではなく721ね?0721でもありませんよ?誤解無きようお願いいたします。


 史実と同じく、満州に配置されたこの部隊は、史実より遥かに大規模で広範囲の研究を行っている。この部隊の創設者の名は石井ハジメと言うのだが、彼女はド変態マッドである。


 兼ねてよりオルゴナイトの生物学的効果の研究に興味を持っていた彼女は、1925年ジュネーブ議定書によって禁止されたBC兵器に代わる、安価で有用性の高い兵器としてオルゴナイトの大大的兵器転用と新兵器の研究を陸軍上層に訴え、既にオルゴナイト製兵器の副次効果に気付いていた陸軍によって満州に設置される秘密研究所の所長に抜擢されたのである。


 だが恐ろしい事に彼女の目的はそれだけではなかったのだ。オルゴナイトの兵器転用は隠れ蓑にしか過ぎない。オルゴナイトの生物に及ぼす効果に魅了された彼女の真の目的は


 「私はねぇ、兵器なんてどうでもいいんですよ。ですが人体で試さなければ分からない事があるのです、その為だったら利用できる物はなんだって利用させて頂きます。私の究極の目標、、、、全てのジョークグッズを超える、あるてぃめっとわんの為に!」


 であった。馬鹿である。此奴は己の過酷行為の為に幾多の人々を犠牲に使用というのだ。であるが最悪な事に此奴は頭だけは良かった。そして以外とネゴるのもうまかった。


 その為、満州国ハルビン東南70kmの背陰河に設置された秘密研究所はオルゴナイトを利用した、科学・生物・機械兵器の一大研究施設へと変貌し、ハルビン南方24kmの平房に光学・放射線研究の施設まで作られる程であった。


 

 因みにその資金を何処から捻出したかと言うと、研究の副産物である続々と出来るジョークグッズと夜のお薬、有用な変異動植物の販売で賄われている。


 幾多の過酷者達が日本本土では出来ないあれやこれやをする為に膨大な人々(自分も含む)にアーンッな事やコォォーンな事をした結果だ。


 悪魔は太る、人の尊厳を蹂躙しそれはもうムッチムチに。721部隊、究極のアクメを求める狂気の科学者に率いられらたムチムチボンテージ駄肉はみ出てる悪魔は帝国に何を齎すのであろうか。

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