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閑話 こんな痴女の群れに帝国陸軍なんて大層な名前いりませぇぇん!

 その名は!、、、、、とその前に、日中戦争の主役にしてヒールである日本陸軍がどの様なドクトリンと装備で今次戦争に望まんとしていかを掻い摘んで紹介したい。今回は横道に逸れている訳ではなく、その運用を知る事で日本軍、引いては日本政府が勝利を確信している訳の一端が見えて来るからである。




 読者諸氏の中には筆者如きに講釈される必要も無く、帝国陸軍の思想について十全に知識をお持ちの方も多いであろうがそこはお許しいただきたい。


 火力か機動か?それは日本帝国陸軍に置いて。明治建軍以来の悩みであった事は諸氏もご存じであろう。第一次欧州皆で地獄に落ちよう大戦後、史実帝国陸軍が機動を取り、浸透強襲と夜戦に文字通り命を懸けた事もである。そんでもって負けた。初戦は良かったがゴリッゴリに火力で押して来る米英とその支援を受けた国民党精鋭、火事場泥棒の熊に帝国陸軍は完膚なきまでに敗北した。


 


 「「あいや!待たれい!帝国陸軍だってがんばってたんだ!軽・重機関銃と迫撃砲による小隊・中隊規模の火力の増強、戦車だって45年までにはそれなりの性能の物だってあった!(輸送出来なかったけど)補給が絶たれていなければ互角の戦いだって出来た!硫黄島を見て!沖縄を見て!頑張ってるよ!大陸では負けておりません!打通致しました!帝国陸陸軍は易々と負けた訳ではございません!」」


 と言う声がある事は筆者も承知しているし、将兵が苦難の中良く耐えた事は理解できる。だが負けた事実は覆えしようも無い。何が悪かったかと言えば自分より強いのに纏めて喧嘩を仕掛けた事に帰結する。




 そんで持って纏めて殴りかかってしまったから金が無くなったしまった。戦争目的は資源と金だった筈なのに素寒貧のボロりんちょになり帝国陸軍は敗北した。

 

 それを言うと本当に身も蓋もない事は分かってはいるが、帝国陸軍だって金があったらやりたい事は一杯あった筈だ。そうでなければ、最後まで機関銃の質を落とさぬよう努力し、自動車化にできる限り邁進して装甲兵員輸送車や半自動小銃を作り、57ミリ長砲身に早期に見切りを付けてはいない。


 全部貧乏が悪いんや!銭の花は血の色をしてんやで!であるし、そうであるから、史実の陸上うんたら隊が狂気に憑りつかれた様に正面装備に固執していない(撃つ弾がないけど)




 ではこの世界の日本の帝国半裸陸軍はどうであろうか?資源はある、オルゴナイトと言う頓智気チートがそれを可能とし人員も豊富だ。


 でもその豊富すぎるのが問題であった。


 この世界の日本帝国に取って戦争行為は一方的な消費行為ではなく、勝てば勝つだけチンが獲得できる生産行為であるとは兼ねてより語ってきた事であるが、それを政府も国民もよーく理解している。特に国民である肉食性ヤマトインランゴリラは本能で理解している。


 ケインズ大先生に喧嘩を売りまくっている事ながら、この世界の日本人にとって戦時ケインズは大正義で公共事業なのだ。と言うか金を直接奪ってくる行為に近いので、欧州に現在生息する略奪押し込み強盗国家モドキより効率的だ。



 漢is資源!男isゴールド!男子isマネー!暴力!金!FOX!




 日本帝国は世界に先駆けて「漢理通貨制度」に移行し、男子の数が通貨発行量と相漢関係にある!だから常にインフレ気味!大蔵省は史実と大違いで「戦争して下さいお願いします!」と寝言言ってる!


 日本国民。彼女らは遥か昔、豊かな中原に乱入を繰り返した騎馬民族の心持ちであり、男は犯し女は男の娘に変えて犯し、老人も子供も食っちまうビーストである。日ノ本の民は元は海洋民族らしいのでバイキング悪質レベル99といった方が正しいかもしれない。




 その様な淫乱略奪部族であるから、政府が民衆の掲げる「暴支調教」のスローガンに乗っかったらドカンと募兵所に駆け込んで来る。


 募兵所である。昭和二桁の時代に入り、政府は陸軍も海軍に合わせて徴兵を止めているからだ。なんでも男子が肉食獣から逃げるには、階級を盾にするのが最良と言う訳で、最後の砦として陸海の士官学校・下士官教導学校が機能する様になったからである。


 それでも平時でさえ後ろ弾(夜這い、演習中の集団仲良し、除隊後の御礼仲良し)が飛んで来るらしいが、男子がシャバで女(護衛兼恋人ないし主人、もしくは押し掛け肉奴隷)を連れないで歩くのと階級章を付けて歩くのでは危険性に各段の違いがあった。


 その全国から逃げ込む男子を捕食せんと奴らは軍へ殺到していたのである。その様な状況の上に略奪ボーナスタイムが来たのであるから充足率は120%を超えていた。   


 そうなって来ると大変なのは教育である。各連隊はパンパンになった兵舎でパンパンが起きないように苦闘しながら新兵教育に奔走する事になる。




 装備面でもしかり、史実日本帝国軍は拡大する大陸戦線に、重装備を持たない歩兵連隊を量産して対応する苦肉の策を日中戦争中期から行ったが、


 この世界では初っ端から小銃しか持たない兵士で構成された連隊を、更にこの後、語るが小銃すら持たない兵士が大半の即席連隊を量産する事になる。


 確かにこの世界の日本帝国の生産能力は史実とは違う。勿論良い面でである。各工廠は慰安所(男子の悲鳴が聞こえる)を併設しておけば24時間稼働しても問題ない体力モンスターが詰めており、


 気候変動後から輸出に輸出を続けていた食料品のお陰で資金も潤沢にあるのでマザーマシンも史実とは比べ物にならない程用意されている。


 それでも足りない人が余り過ぎている。ここで読者諸氏は思うだろう「じゃあ募兵を止めろよ」とお思いになるだろう。




 でもそれは悪手のだ。もしですよ?ここで募兵止めるでしょ?どうなると思う?裸賊見たでしょ?

 アレ殆ど民間人よ?勝手に大陸に行って逮捕しても逮捕しても舞い戻る飢えた蛮人よ?刑務所だって無限じゃないのよ?目の前にボーナスステージがあるの政府が駄目って言ったら国民総裸賊になっちやうでしょ!


 それならまだ手綱が握れる軍に入れて管理した方がましでしょ?略奪は書面に残せないけど徴発であるなら書面で管理できるのよ。


 ナポさんの大陸軍は略奪からキッチリ管理できる現地徴発に変える事で効率的に収奪してたからあんなに強かったの!近代軍は軍と言うイナゴの群れを管理できて初めて運用できているのだ。そんな事しなくて良いのは史実のアメちゃんとその支援が受けられる軍だけなんです。




  以上の事を考えて、この世界の日本陸軍の軍事ドクトリンのお話に戻ろう。人員過大と言う問題を抱えたこの世界の日本帝国は火力と機動何方をとったのかと言う事である。


 結論から言うと第三の道を取った。


 大量突撃と不正規戦の部分採用。大量にいる突撃能力だけは高いメスブタ亜目ブタゴリラの使い潰しである。でぇ丈夫だ!数だけはいる!


 やり方はこう。


 「浸透強襲はしまぁす!出来うる限り重装備をそろえた部隊で穴をあけます!その穴に皆さんは雪崩込んでくださぁい!」


 詰まりブタゴリラは戦車の代わりである。幾千匹のブタゴリラが倒れても男をロックしたブタは止まらない


 「「「正面から行って仲良くすっぞ!オラァーーン」」




 と叫びながら雲霞の如く敵陣に殺到するのだ。そんで持って大仲良しが発生する。あぶれたブタゴリラ後方に突入したらナニが起きるかと言えば惨劇、あらゆる場所でゴリラ波がゴリラゴリラゴリラしてボノボでホカホカする(ボノボ、ホカホカで調べて下さい)


 これを帝国陸軍は許容しようと言うのだ。


 軍の態をなしてない?唯の略奪団?そうだよ!悪いか!こうでもしないと統制が取れないのだ。この世界の日本軍は憲兵隊の層が非常に厚い(全員既婚者)のであるがこのブタゴリラを統制する必要のせいなのだ。


 この無体を許容するには数が無駄に多い以外にも訳もある。略奪対象が人である事だ。食糧、金品、美術品にメスブタ出身であるブタゴリラは興味を示さない。それと巻き込んで攻撃してもそう簡単には戦闘不能にならないし男を当てがって置けば命令は通るからだ。




 最後に装備関係について少し語ろう。この世界の日本軍の武装は全てにオルゴナイトが使用されている。


 現在の主力である三八式も、十一年式軽機も、九二重機も、オルゴナイトを主要成分とする資材で作られその弾薬は生のオルゴナイトを溶かして作られている(制作過程は甘っい匂いで製糖工場と間違われたそうだ)


 日本陸軍はこの様な装備を史実で出来なかった事である、潤沢な弾薬を供給する事によって戦力を増強する方法を取った。


 その代わりと言ってはなんだが自動車化に関しては史実と同じかともすれば遅れている。


 それもこれも後から後からくるメスブタ新編師団が足を引っ張っている形だ。その新編師団であるが、その装備は劣悪である。なにしろ自動車はおろか軍馬も連隊の拡充スピードに追いつかないので、彼女らは大型リヤカーで物資を輸送している。


 一部既存連隊でも火砲をメスブタパワーに依存したブタ力牽引している程なので、新編連隊に車両を配置する事などできようもない。


 重砲さえブタは軍馬にやや劣るものの、数さえいれば牽引できるので「このままで良いんじゃないかな?」と言う声さえ有る。すくなくとも連隊砲は人力で牽引せよと命令は正式に出ている。


 そこで陸軍は割り切りました!




 「どうせ男に目を血走らせているブタゴリラに小銃を持たせても当てらんねぇよ(私らもダーリンが目の前にいたらそうだもん)」


 「小銃が欲しい?鹵獲品使えよ、集まったら弾ぐらいは渡してやる、鹵獲弾薬使ったら殺すぞ」


 であるから支援火器として軽機は豊富に持たせるがそれを運用するのはゴリラ調教任務にあたる既婚の士官と下士官である。彼女らのブタゴリラを突撃まで引率して敵陣に放ち首尾よく攻略出来れば良し、残ブタが尽きれば撤退する。


 では連隊の大半を構成するブタゴリラがナニ持ってるかと言うと手榴弾と銃剣。


 彼女らは軽機の援護の元、投擲距離まで人外の速さでにじりよりゴリラパワーで一斉投擲、その後メスブタの本能を持って敵兵の股間目掛けて突撃するのだ。


 以上の如き軍隊が今中華を襲わんとしている日本帝国陸軍なのである。




 さて、ここまで語ったが「無茶苦茶でしょ?スターリングラードからお越しで?屍の山を築きたいの?天まで届いて壊れて消える気?」との疑問は多いに有るであろうが、そこん所はまだ秘密。


 もう少ししたら真実をお話しするのでゲンナリしたりグンニョリして頂きたい。

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