皇道と統制 この世界に真面な奴はいねぇ!
しばしの脱線はいかがだったであろうか?以上が帝国に消えた犠牲者の人々の大体の末路である。彼らは言語を、文化を、何より精子とDNAを奪われ侵略的外来メスブタに取って変わられるのだ。
それでは、まだまだ語る事は多く、帝国の秘密は明かされてはいないのではあるが、ここいらで路線を元に戻そう。
前回までの大乱行パシフィックウォーズ!は、天皇陛下を性的に見る性的に見るメスネコ共は稀代の強硬への道を突き進もうとしていた!で終わった訳であるが、そこに至るまでにイベントを回収し忘れているので先ずはそれを回収しよう。
1933年、大事件が二つ起こっている。まず東京音頭が鳴り響く中で、待望の皇太子殿下が天皇陛下にご誕生遊ばされたという事である。一説にはこの時ばかりは陛下も本気をだされ、慶事を淫事にしようとした空気を読めない者共は、突然の引っ越しを強いられたとされている。またご誕生の瞬間、空は一点かき曇り突然の土砂降り、それが止んだら五色の光と錦の雲がたなびき、空には虹と紫雲と流星が流れたとされている。
親ばかぁ!と言うなかれ、これは箔付と言う奴である。これ位箔を付けてお触り出来ませんと周知徹底しまければ羞恥もへったくれもない連中に襲われかねないのだ。それ程までに帝国の痴安は危うく、皇太子殿下誕生は大半の臣民を動揺させ、妄想を逞しくさせる慶事であった。
次に帝国は遂にと言うか矢張りと言うか、史実と同じく3月に国際連盟から脱退している。史実とは違い各国に伝手がり、外交上の弱みも握っている帝国ではあったが、流石に傀儡国家の建国を連名各国に認めさせる事はできなかったのだ。だが賛成30反対1棄権13という結果は、日本帝国に巣食う姦婦たちが如何に国際社会に毒素を撒き散らしていると言う証拠も示していた。
つまり日本帝国は同情を買う事ができるのだ。好き放題をしても男不足の解消と、か弱い女性が国家を運営しているので大目に見て言える立場なのである。そこには日本に対する過小評価がある事も否めない。嘗てロシア帝国を破った精強な軍隊、その大半は女性に変わり、その経済は内向きで、外交は女の魅力を使っての肉体外交がメインである。これで舐められない訳はない。
ソ連と中華勢力、日本帝国を徹底的に敵視する二大勢力に対する女のヒステリーであるから大目に見ても良いだろう。男子を移民に頼るようなギリギリの状態の国家なのだから何れ全てを維持できなくなりるその時まで待ってやれば良いとの意見すらあったのだ。
日本帝国代表の松岡洋子メスブタによる、「悪気はないの!信じて!この目を見て!序でに胸元も見て!これは陰謀!我が国をハメる為の陰謀!満州建国は自発的な行為!我が国は協力しただけ!」とのの媚び媚び演技の評判は悪くなく。
また退場の際も棄権票を投じた国に対し「反対はされない迄も、我が国に好意を示された事は誠に感謝しております、何時の日か賛成に回った皆さまが我が国への偏見を捨てられる事を祈っております」と感謝の言葉を棄権票を投じた各国代表に手を取り、その美しい顔を慙愧に耐えないと言った風で歪めてホロリと涙を流した様子はかなりの同情を集めている。
所詮男は泣いた女には弱いのである。頭から湯気を出して「騙されるな!」と怒っているのは中ソ二国のみであった。
この事態に帝国世論の反応は史実と同じくであったが、達の悪い事に被害者意識をも拗らせている。「「「あたし達が男日照りに苦しんでいると言うのになにあの態度!サイテー!これだから顔が良くて経済力があって植民地も持ってる男は嫌なのよ!グダグダ言わないでしゃぶらせなさいよね」」」と言った感じだ。
「黙れブタ!好き放題言ってんじゃねぇ!」と横乳を叩きたいで有ろうが喜ぶだけだから無視して貰いたい。これはこの時期、チン本位制に深刻な供給不足が起こり始めた証左でもあるのだ。
男本位制。日本帝国の経済は安定して男子が女子に生物学的に接続される事を前提にいまや回っている。これは金本位制より歪な経済活動だ。それは金の供給も急には増えないが、男も限られた資源(痴源)である事に起因している。金は採掘地が増える可能性はあるが、男は収奪し尽くしたらそれで終わりなのだ、なにせ男子出生率は遂に1%になったのだから。
最後の頼みの綱であった外地の痴源は猛烈な勢いで消費され、世界経済は立ち直りつつある今、移民も劇的には増えはしない。その様な中で帝国のメスブタにとって満州(と言うよりそこにいる住民の)獲得は喝采こそすれ、非難される事ではない。
この様な中で帝国政府は揺れていた。満州事変は許される事ではない、だがその暴挙があったからこそ自分たちは一息付けた、軍を味方に付けるべきなのか?だが本当にこのまま無軌道な戦争に突き進んで勝てるのか?
男日照りを拗らせた挙句、全国民スタンピートからの政府転覆、象徴天皇制アナーキー社会帝国主義と言う訳分からん政体に帝国がこのままでは落下しかねない事は政府とて分かっている。だがいまこの状態で軍の手綱を握れるとは到底思えないのだ。誰かに決断して欲しい、誰かにGOサインを出して貰い、責任は取りたくない。TSしてなお失われぬ無責任根性が政権与党なかんずく政党政治を蝕んでいた。
既に語った「天皇(性的に見たら)いかん説事件は、この様な時代背景があったからこそ大問題に発展したのだ。誰もが陛下は公には性的消費したらアカン事は知っている。御真影過酷は隠れてする物で大っぴらに致した回数を誇るものではない。それはこの変態蔓延る帝国でも一応の常識だった筈なのだ。
しかし既に我慢は限界である。天皇陛下を性的に開放するか、即刻大規模な公男投入が政府によって成されない事には臣民、特に下層民は納得がいかない状態なのだ。
226事件の背景。それは三次元での性欲の発散を経済的に阻害されたメスブタたちが、政府による二次元での(御真影の二次元コンテンツ扱いを許されるなら)発散規制(勿論誤解である)に対しての過剰反応だと言える。
だがそれで皇道派の暴走が説明できる筈もない。博学なる読者諸氏には既にご存じであろうが、史実226事件は経済と政治の不振に端を発し、(自分達に都合の良い独りよがりで社会主義なんだか絶対王政の確立なんだか纏まりのない)昭和維新を推進する皇道派と(国家総力戦体制さえ構築できれば後は知ったこっちゃねえ!だって俺たち陸軍だよ?他に期待するな!)統制派の派閥争いの結果、追い詰められた皇道派の暴走だと考えられる。
ではこの世界は?
これまで何度も述べてきたが、この世界の皇道派は陛下と仲良してぇだけのメスネコであるマ~オ。仲良くしてぇを理論武装し適当な理由を並べ、時に暴走し時に賢者タイムに入ってきたのだマ~オ。
だがそれ故にしぶとく潰しても潰しても湧き出る厄介なメスネコ型害悪であったフシャー。更にはである、なんとこの単純な目標故に性欲に踊らされるアカとの親和性も高く、仲良し路線の一致によりお互いにフンギャロして混ざりあっていた。
この世界の皇道派は史実北一輝の思想に近く、天皇制社会主義派閥が大勢を占めていた。勿論の事であるがこの思想もこの世界にあっては性欲との悪魔合体により非常に歪んで腐ってドロドロネバネバしている。
この世界の日本帝国社会主義者は、天皇を私人と言うか党所属の一機関として、共有と言う名の独占喜ばせ人にしたいと思っているのだが、皇道派社会主義では天皇は象徴として国事(酷痴)行為に専念して頂き優先して自分たちが恩恵に預かりたいと思っている。
つまり天皇を下にするか上にするかの違いで、人権と尊厳を無視して腰を振り奉って欲しいというのである。一応両者建前上はその恩恵は全国民に配分されると歌っているが、その目には嘘と書いてある。発情したブタとネコに何を言っても無駄であろう。
これらが偽らざる本音であるが、一応その醜すぎる本音を隠す為に、救国であるとか前述した恩恵の配分であるとかをニャーニャーブーブーと鳴いているので、騙される連中も多い。
否、騙されたいのだ。それは酷い発情メスネコ連中でも、一向に自分達に男を回してくれない政府よりはマシかもしれないからだ。515事件、血盟団事件は喝采を持ってかなりの数の臣民に受け取られる。何度でも言うがそれ程までに格差は形を変えて残り続けている。
そしてそれを陛下は是正されようとしていない。これは史実であれば憲政の常道と立憲制を維持されようとしておられたからである。ではこの世界では、この世界の陛下は臣民には理解できないが正に現人神で有らせられる。
地震を台風を凶作と飢饉を、帝国全土から注がれるオルゴンを持って、押し留め無かった事にされている。史実の小作農がこの世界を見たら余りのイージーさに憤死しているレベルだ。それ程の事を可能とされるお人が手出しをしていない。
なぜか?遺憾ながら戦争を、陛下はそして少数の政府にすら知られぬ帝国の意志の代弁者たちは望んでいる。戦争による勝利ではない、戦争その物を望んでいるのだ。そうオルゴンの収拾の為、惹いては世界を取り返しの付かない破滅的どスケベから救う為にだ。
その為に皇道派は遺憾で不快ながら此処まで見逃がされてきた。だがその陛下をして、ここまでの暴走をメスネコがかますとは予想だにしない事であった。
予想と違った事、其の一 決起に参加させられた兵員は史実では訳も分からず士気低調だったが、この世界ではノリノリだった。理由は決起部隊の目的が君側の奸賊の殺害ではなく強漢が目的であり、首相はじめ狙われた人物は男ばかりで警備も男性が多かったからである。常識人で有らさせられる陛下はメスネコの浅ましさをご理解されていなかった。
其の二 逆仲良しに命を燃やす馬鹿の存在。メスネコなかんずくこの世界の日本人は大体が馬鹿になっている。その馬鹿の中の筋金入りが決起したのだ、史実決起将校も独りよがりの過酷者ではあるが、こちらは野外露出OK、顔出しOK、モザイクなしでの写真掲載OKの超弩変態過酷者ばかりがである。 彼女らの最終目標が陛下御自身を自分たちの討伐に引きずり出す事であるとは、一部この先の未来を知り得る陛下であっても予想しえなかった、
最後に対立相手であった統制派。(政府に変わり軍が国家を)統制(して陛下の寵愛を独占したい、オギャりたいのパパ!)派の()の部分を理解できなかった事である、一見して統制派は自分にハァハァしたり飛び掛かってこなかったので、真面目に国家総力戦体制の構築を目指す軍国主義者だと陛下は勘違いされてしまった。
だが違う、統制派もまた別ベクトルで変態なのだ。彼女らは心底から「陛下の赤子」になる事を求め、天皇陛下にバブみを感じてオギャりたいタイプの変質者であった。
これの厄介な所は性欲は性欲でもかなりこんがらがって複雑な性癖な所であろう。元の意味での統制派の首魁、青髪ロング太眉刺客相沢某に白昼暗犯され、奥さんの故郷に連行後行方しれずの永田鉄山が最後まで自分たちは真面だと思い込んでいた事からもそれは伺いしれる。
この変態性を陛下は理解できなかった。故に、226事件の未然回避に失敗され、皇道派将校の決起に際しても、重臣が次々とあられもない姿にされて行く中、統制派軍人たちの動きが妙に遅く、結局は自身を危険にさらす事になったのである。統制派に取って陛下の傍で寵愛を受け射ている重臣は邪魔者であり、自分達で手を汚さずに始末できるならばそれで良かったのだ。
日本帝国其処に住むのは、ど変態で性癖が捻じれて歪んでネジが外れた奴ばかりである。
ではお待たせした。話を226事件改め226変態大運動会に進めよう。