ハリシアの剣は刀なので良く切れます
数ある作品の中から拙作をお選びくださり、ありがとうございます(^人^)
☆評価、ブクマ、いいね 等、ありがとうございますm(_ _)m
なんだかブクマが一気に増えていて吃驚しています( ?o?)???
本当にありがとうございますm(_ _)m
今回はアリサが投入したカンフル剤により、ケイトが元気を取り戻します(`ヘ´)
「ケイト。約束はできませんし学園を卒業してハリシアに帰郷してからの話になりますが、いま一振、鍛えましょう」
アリサの優しげな言葉に、ケイトだけではなくハリシア組が揃ってキョトンと惚けた。惚けた後ケイトが爆発するように強い口調で否やを唱える。
「いけません! 天使様がいかな苦労を重ねて作り上げたのかは存じ上げております……! もっと御身を大切になさってください!」
「──いいなぁ。ケイトばっかしズルイ」
「は?」
空気を欠片も読まず(読めず?)ガロンドが正直過ぎる感想を被せ気味に口にした。してしまった。ケイトの目が据わる。
「ガロンド、お前、今なんと言うた?」
「え? ………俺、声に出てた?」
「出ていたな。だが思ってもいない言葉が出てきた訳ではないだろう」
「………えっと?」
ガロンドなる青年は自分のやらかしは認識したのかしないのか。右に左に目が泳ぎ、何とか逃げの一手を探そうとしているように見える。対するケイトは素早く戦闘態勢を整え折れた刀をガロンドへ突き付けた。
「お前も知っているだろう。天使様が何度も指や手足その物を凍傷で失ってきたかを。何度死ぬような火傷を負われたのかを……!」
「いや……はい………あの時期周りの大人達が皆怖い顔で天使様の所業を噂してたね」
ガロンドが身体その物も逃げに入る。
「アリサや。お前大真面目に何本指を失のうたのだ?」
「のべ二十本できかないのは確かですね」
「というか、貴女が剣を鍛えましたの!?」
ケイトにガロンドが答える間に、外野のレイモンド翁とアリサが呑気な声でやり取りしている。その二人の会話に食い付いてきたのは王女アイリスである。アリサが鍛冶士の真似事をしていたらしいという情報は王家の男達は共有していた。ただ、思っていたより過酷であったらしき事実に言葉を失っているのだ。
「はい、然ようにございますわ。本作りで刀を鍛えたかったのと、当時はまだ刀を打てる鍛冶士が居ないのとで、わたくしが拵えましたの。けれどもその為に弱く折れ易い一振になってしまったのかもしれませんわね。──ケイト。やんごとなき方々の御前でしてよ。刀を振り回すのはおやめなさい」
「御安心ください天使様。この不届き者の素っ首は一撃で落として御覧にいれます」
「聞いておらんな。いや、聞こえているからこそ張り切ってしまっているのか? ──ケイトや、とにかくこの場は抑え、訓練の時にでも決着を付けなさい」
「待ってください御前様! 刀はマジで首くらい落とせるんスから止めてくださいっス!」
「ええ、通常ならば落ちるでしょう。ですがさすがに長さが足りぬのでは?」
「御安心を天使様。刀であるなら首の半ば、少なくとも脛椎の切断は可能でしょう」
「怖い!! マジ怖いから!!」
「殺人も未遂も馬鹿馬鹿しくてよ、ケイト。せめて手足の一、二本にしておきなさい」
「マジ勘弁してくださいっス!!」
「黙れ下朗。訓練日を楽しみにしているがいい」
「ごめん! スイマセン!! 俺が馬鹿言いましたっスっ!! 許してくださいっスぅぅゥ!!!」
訓練では刃を潰した剣か木剣しか使わない。よって手足を切断などできないのだが、怯えに怯えているガロンドだけがそれに気付かないのである。
しかし、ハリシア勢は皆このように過激で物騒なのだろうか? 弱そうに見える文官三人でさえ泰然と騒ぎを眺めているのだ。
見学者(?)達は心底疑問に思う。
「ああ、お祖父様。唐突ですけれど出撃許可をくださいませ」
アリサの言葉に、まだ物騒な話は終わらないのだと見学者(?)達は各々さとった。
今までも気配は出ていましたが、ガロンドは脳筋です。優しく強い脳筋です。ただ気配りが苦手な無神経男であるだけです。
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