嗚呼、人生裏表
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さて、今回は誰の呟き?
知る人ぞ知る無冠の貴公子。
レイモンド・ヒュー・アリシア
既にシニア世代ではあるが、現役役持ちには大人気の苦労人。
高貴な血を受け継ぎながら、その当の高貴な男の為に不遇に見舞われ、けれど挫けず腐らず己の息子と共に自治領を守り抜いた守護神。
わたくしこと警務長官憧れの先人。
その偉大なる偉人が来ている!
この王城に、お出でになっている!!
会いたい。せめて遠くから御尊顔を拝したい。偶然か何かでお声の一つでも聞けたなら、それを一生の励みに役職の重圧に抗い切ってみせる!
「なあ、警務長官殿よ。僕相手に悶絶してるくらい余裕なら、御本人への面会要請でも出しに行ってきたらどうなのよ?」
「馬鹿者! そんな図々しくも厚かましい真似などできるか! 私は貴様ではないのだぞ、魔導師局長!」
「ああ、だよなあ。いくら根暗で面の皮の厚い警務の長官でも、あんだけ孫娘に迷惑かけ通しで会いになんて行けねーよなあ」
「!」
局長の指摘にはっとした。
…………………………どう言い訳しても、どう控え目に表現しても、警務が彼女──前ハリシア殿の孫娘アリサ・テッド・アリシア嬢に仕出かしてしまった事は、端的に言って犯罪だ。オマケで若い世代の八つ当たりまである。ついでに部署は違えるが、宰相補佐官はガッツリ重罪を犯している。部署は違うが、元宰相補佐官のやらかしは謂わばとどめだ。初めの仕出かしを抱えている警務に覆い被さる悪印象ではないか!
ああ、いや、そんな事よりも、まずはお詫びせねば!
お守りせねばならぬ対象者を全く守れていないのだから!
「……なあ。その芝居がかった、つうか勿体ぶった言い回しは何とかなんねーの?」
「少し黙ってくれないか! 今はそれどころではないのだ!」
「………今の警務があべこべ、つうか、頓珍漢なのは上の影響を無視できないんじゃないかな」
「嗚呼、しかし、どんな顔をしてお会いすれば良いのだ!」
「無視か……。わざとらしくなく、普通でいいんと違うか?」
「お前のように図太くなれたなら!」
「………もう何でも良いよ」
後ろで警務長官がブツブツ煩くて本編が進まない。
巻き込まれた魔導師局長はいい面の皮。
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