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【本編完結】とある(残念)イケメン観察…しない残念令嬢  作者: 泉ヶ森 密筑


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81/204

ハリー・デヴィド・サセク

数ある作品の中から拙作をお選びくださり、ありがとうございます(^人^)

☆評価、ブクマ、いいね 等、ありがとうございます(*- -)(*_ _)ペコリ


今回は残酷な思想や結末があります。

苦手な方は引き返してくださいm(_ _)m


 部屋には現王と宰相、王太子と第二王子、そして警務官長の五人。


 ハリー・デヴィド・サセクに対する最終的な処分は、貴族院との最終調整が済むまで貴族牢にて更迭となった。


 そもそも貴族のままとかあり得ない。貴族令嬢を殺そうとしたのだから。実際に服毒を強要してもいる。更に初めから悪いとも思っていないので、アリシア嬢の残した音声記録に頼るまでもなく、しっかり証拠を残していたし、しでかした事柄に対する本人による証言まであった。更に更に、彼はアリシア嬢を苦しめる為に解毒剤と偽って別の薬を後から飲ませている。幸いかどうか、毒に明るいらしいアリシア嬢は一口で気付き、残りは懐に仕舞って証拠の一つとしてくれたが。これはシメサツシ国で拷問用に開発された曰く付きの薬だ。確かに先に飲ませた毒薬は致死に至る猛毒である。だが即死ではなく、解毒剤を飲めば少し時間はかかるが、解毒可能な毒でもある。しかし限られた僅かな時間内に飲まねば、当然死亡する。この拷問用の薬は、確かにある意味では解毒薬ではあるのだ。ただし、中途半端な効き目。つまり、長く苦しむ。例え知っていても飲まざるを得ないこの組み合わせ。死ぬか生き残るかは運次第。だが大概の人間は長い苦しみに耐えきれず自殺を選ぶという。これは蛇足になるが、シメサツシでは処刑は無い。代わりに、拷問文化が発展した。殺さずに、長く長く苦しめ抜く。極刑のある国は野蛮で恐ろしいと言いながら、殺さずに終わり無き苦しみを与える事を好む思想。そのシメサツシは今、精霊達に見放されたと言われ始めている。ついでに、そのシメサツシ国から第三王子が留学予定。学園の下見に訪れて、一度帰国した。閑話休題。


 何はともあれ、殺害動機が稚拙過ぎて良くわからず、選んだ方法も陰湿。悪質の一言に尽きる上に、半端に扱いに困る男。もう、ひと思いに後腐れ無く毒杯を呷ってもらいたい。




 これは後の話になるが、娘が山を越えると、アリシア伯爵は宰相が居る時間を狙って王の執務室を訪ねた。要件は、元上司ハリー・デヴィド・サセクの処遇について。


 一つ。治療費と慰謝料の支払い。

 一つ。目には目を。娘に飲ませた薬と同じ毒薬の服毒要請。勿論、拷問用の解毒薬までセットで。幸いアリサは二番目の解毒薬を殆ど残している事でもあるし、可能。

 何故か薬の(知識を含めた)入手方の追及は、一切無かった。


 意外な事に、誰からもアリシア伯爵の要望を反対する声は上がらなかった。実の親も含めて。ザーンネン領主は息子を見捨てたのだ。そうすれば自分達だけは助かると見込んで。それがただの幻想であるとも思わずに。















 ハリー・デヴィド・サセクは刑の執行──服毒後、苦しみに耐えきれずに隠し持っていた刃物で自害。服毒から一時間も持たなかったという。








本編に出てくる困ったちゃんは、何だったんだろうという一言に尽きる気がします(。_。)

後味悪い本編の後も見放さず読んでくれるという読者様は、どうかポチっとお願いいたしますm(_ _)m

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