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【本編完結】とある(残念)イケメン観察…しない残念令嬢  作者: 泉ヶ森 密筑


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舞台裏~ドラゴジラ令嬢

数ある作品の中から拙作をお選びくださり、ありがとう(^人^)ございます。

☆評価、ブクマ、いいね 等、ポチっとありがとうございます(*- -)(*_ _)ペコリ


今回は本編を少し逸れて、ドラゴジラ嬢に纏わる二人の殿方視点(`_´メ)




「殿下、ごきげんよう」

「……………」


 僅かの間、執務室の外が騒がしいと思ったが、やはり今日もやって来たか。ドラゴジラ嬢。

 王太子エーリクはもはや溜め息を飲み込む事なく吐き出した。

 この生まれた家だけが立派な令嬢とも呼びたくない女は、当然のように入室の許可も無く我が物顔で入って来る。扉の前に立ってくれている近衛も当然止めようとしてくれたのだろうが、どうせいつも通り家の名を出して無理矢理押し入って来たのだろう。

 且つ仕事でもないのに、目上の者の許可無く勝手に話し掛けてくる無礼。いや、これらの態度こそこの女の本音の表れなのだろう。ドラゴジラは王家を見下している。



──ドランツィツィは既にドラゴジラには存在せず



 変わり者令嬢として、変わった知識の宝庫のような令嬢の言葉が頭を(よぎ)る。


「………ドラゴジラ嬢。仕事中です。お引き取り願いたい」

「まあ、エーリク様は本当に恥ずかしガリ屋ですのね。わたくしの事はフレシアとお呼びくださいといつも申し上げ──」

「──衛兵! この者を連れ出せ!」


 自分も不愉快を隠そうともして居なかったのに、私が強硬手段に訴えた途端に側役が驚いた顔を向けてきた。驚くような事ではないだろうに。これが当然の対応なのだから。ドランツィツィの存在を話したのは早かったか?

 何れにせよ、いつかはハッキリした態度に出なければならないのだ。逆に言えば、これまで有耶無耶にして見逃してき続けたのはいけなかったのだろう。約半年、放置してしまった。反って可哀想な事をしたのかもしれない。

 だが、彼女は自分で気付かなければいけなかった。


「ドラゴジラ嬢。貴女は男爵令嬢ですら弁えている礼儀すら身に付いていない。まずはそこから自覚し直してください」

「たかだか王太子の分際で! ドラゴジラを侮辱した事を後悔させますわ!」


 とうとう本音の一部を漏らしたドラゴジラ嬢は、近衛に引き摺られるようにして退室の運びとなった。




〉〉〉〉〉〉〉〉〉〉〉〉




「お父様! 何とかしてください! あの男、すぐに目にもの見せてやりますわ!」


 建前上、娘として育てた小娘が私の目の前で喚き散らしている。この娘はいつも煩い。いつも救いようがない程に愚かだ。

 私はこの小娘を普通に育てようとした。しかし敢えて注意せずにここまで育てた。案の定、それを許されていると都合良く解釈し、付け上がった。今回の物言いも、いったい何様のつもりなのか?

 だが私は今回も何も言わない。この小娘は自分で気付くべきだったのだ。気付ける機会は幾らでもあったのだから。それを楽な方へ、堕落へ、享楽へと身を流して行ったのは、今癇癪を起こしているこの娘だ。

 私はこの娘の為に今更何かをしてやろうとは思わない。私の愛した、妻と何処の誰ともしれない男との子供など、愛せない。否。最初は譲る気もあったのだ。しかし、これまでの積み重ねが人として酷すぎる。私は目の前の娘を、一人の人間として、もう認識できない。


「ドラゴジラは最強でしょう? シメサツシとの繋がりも強い。わたくしはシメサツシ公爵家の一人娘ですのよ!」


 よくよくシメサツシに洗脳されたものだ。お前は確かにシメサツシの血しか引いていない。しかし建前上は、お前はシメサツシ以前にフリングホーニ国のドラゴジラ公爵家の娘なのだ。この醜悪な娘に、いつ真実を告げてやろうか? お前はドラゴジラ公爵家を継ぐ資格を持たぬ不義の子であるのだと。








漸く王太子の名前が付きましたヾ(o゜ω゜o)ノ゛

ムーンライトの方で好きな連載(完結済み)作品の登場人物の名前をそのまま頂戴致しましたm(_ _)m


そして困ったちゃんのお父様初登場。拗らせて長いです。

引き続き読んでやろうと仰るお優しい方は、ポチっとお願い(。-人-。)致します。

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