お兄様のツブヤキ(お兄ちゃん2)
ひと月くらいでサクサク書き上げる筈が……又してもズルズル。
なるべく早く閉めます。
引き続き、お兄ちゃん視点。
女性徒というだけであれこれ疑いたくなるだろうが、これから会う娘はそのような女ではない。この一点を踏まえて相対するように。
学園で顔を会わせるなりダリアから受けた注文。
他にも今回のロッカー案件に関する説明を聞きながら、来客者用の食堂へと案内されて行く。私も学園の元生徒だ。この食堂にも憶えがある。一年生時にある食事のマナーの授業で使われる食堂だ。ある種の懐かしさを感じつうも、今回この場に来る事になった経緯を思い、気が重くなった。
件の生徒を今呼びにやらせているというので、先に席に着いて待つ。先程授業終了の鐘が鳴らされていたので、こちらが待つのは仕方がない。どうやら少し早く来てしまったようだ。
しかし遣って来た少女を見ての私の第一印象は、「怪しい……」であった。が、話を進めて行くうちに意見を変える。少し………変な──ゴホゴホ、個性的な娘さんかもしれない。変じnnンンんうんン……朱に交わらない娘であったとしても、家の弟に対してどうこうして来るような娘ではなさそうだ。可能性的に絶対ではなくとも低いだろう。
さて、面白い話が出て来た。
──〈マーキング〉
これ、家の弟に着けたい。
第三者──私やダリアも観測できるようにできないだろうか?
実際に弟に〈マーキング〉させる話は後に詰めるとして、デザートまでたどり着いた辺りで不愉快な話も出る。
何が〈お花君〉だ! 確かに私の目から見ても〈薔薇の君〉やら〈百合の君〉とかピッタリだなとか納得しかけたさ。だがジオラスは男だ。いくらなんでも花に喩えなくてもいいだろう!
少し落ち着こうか私……………ふう。
貴族たる者、心乱すなかれ。乱しても表には出すな。そして速やかに平静に戻るべし。
とにかく、目の前の娘さんが変わり者であるらしいとは分かった。
「君に恋心はあるのか?」と訊ねたくなったが、寸でで抑える。いや、抑えられてないな。
少しくらい変わり者でも、恋や陰口的な噂話ばかりに現をぬかす嬢達(雀達)より信用はできよう。腹芸等は上手くなさそうだしな。
取り敢えず、試用期間、開始だ。
弟君の実物が出て来る日は来るのか?
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