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【本編完結】とある(残念)イケメン観察…しない残念令嬢  作者: 泉ヶ森 密筑


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裏方の内心

拙作をお選びくださり、ありがとう(^人^)ございます


今回も主役達は出てきませんm(。_。)m

最後にザマアあり


 なるほど。

 ユナスの娘──アリサ・テッド・アリシアは聞いていたのとは違うようだ。だが令嬢としては、かなり変わった娘でもあるのだろう。そこは報告通り。おそらくは〈令嬢〉としての色眼鏡越しで判断されるから訳の分からない女扱いされているのかもしれない。だが老若男女の縛りを外し、ただ一人の人間として見た場合、珍しくはあるがたまに居る類いの種族だ。


 そもそも父親のユナスからして少し違う。野心の無い男。まあ、これは割と居る。そして仕事のできる男。これも居る。だが、勘働きがちょっと違う。この勘働きが、どう表現すれば良いのか分からない男なのだ。

 聞けば息子も父親に似た働きをするという。今は領地経営を主軸に働いているようだが、国の仕事も割り振られている。なかなか面白い勘働きで情報を上げてくるとか。


 ………うん。娘児のアリサ殿はユナスに似ただけだな。


 だが、この曲者なんだか無害なんだか良く分からない二人の男(家族)に溺愛されて来た娘、か。少し城に留めて様子をみるか。

                              by.宰相




〉〉〉〉〉〉〉〉〉〉〉〉




 さて、弟の連れ合いとしてどうかと目を付けていたアリサ・テッド・アリシア嬢が、どうも変な状況に陥りつつある。

 まずその一

 末弟だけではなく、すぐ下の弟も興味を示し始めたような……? しかしアリサ嬢ではなく、彼女を取り巻く別の要素に興味を抱き始めているだけかもしれない。上の弟は素直に女性に興味を示してくれな………我が家は皆そうか……。

 その二

 お偉方が彼女に目を向け始めているのかもしれない気配。まだ気配程度だ。これは要観察だな。

 その三

 これが現段階では一番厄介。アリサ嬢が末弟ジオラス誘拐の容疑者として城に留められている。

 何故だ!

 一緒にアリサ嬢を弟捜索に巻き込みに行った第三騎士団は、彼女は白だと理解を示している。そもそも末弟に《印》が付けられていたのは、当家──当主代理である私が彼女に頼んだ事だからだ。しかも彼女はこちらの依頼をかなり嫌がっていた。それを、無理を押して、実験として《印》を付けてもらったのだ。こちらとしては万が一に備えての処置であった。まさか本当に万が一が起こるとも思わず。それなのに……第三から報告が上がってないのか? いや、考えられるのは、警務の方が第三から上がってきた一切合切を無視している可能性だ。気位は高いくせに、捜査の経験値は圧倒的に第三騎士団に軍配が上がる。警務の中間管理職は誇りと見栄──いや、虚栄心を取り違えている奴がチラホラ居るからな。

 くそ! 警務の奴等なんぞに妙なケチを付けられてたまるか!

 こういう時こそ〈守護者〉たるダリアが居てくれれば……。

                  by.サイラス・クオン・クルイウィル




〉〉〉〉〉〉〉〉〉〉〉〉




 俗世に戻れない……。

 おそらく〈守護者のダリア〉は休眠中として扱われていることだろう。


 可愛いクルイウィル家の子供達が混乱している。アリサ嬢が奇妙な立ち位置に追いやられているからだ。本来ならばダリアが守護者の特権で「アリサ嬢に疑い無し」としてしまえば済む話なのだ。守護者にはそれだけの信頼と特権がある。実際アリサは真っ白な娘だ。

 それを……世俗へ戻してもらえない。

 ダリアに手出しさせない為に。


 アリサは別の世界の記憶を持つ娘。時折生まれる稀人(まれびと)

 〈こちら側〉に来てはじめて知った彼女の秘密。


 〈こちら側〉に来た守護者は少しばかり書きかえられる。世俗に戻れば、ダリアも少しばかり性格が変わっているだろう。

 願わくば、〈こちら側〉で知ったアリサ嬢の秘密を忘れずに、抱えたまま戻れる事を祈る。

                              by.ダリア




〉〉〉〉〉〉〉〉〉〉〉〉




 さて、娘が面倒な事になった。

 今回捜査に協力したとかいう伯爵家の娘にこちらの娘の罪を着てもらおうと思ったが、どうやら相手が変わり者過ぎるらしく、うまく行かない。

 …………………………。

 しかたがない。娘の事は諦めよう。どうせ男に血道を上げているような馬鹿な娘だ。他家にやってもろくに使い物にはなん。それに妻への良い()()()()にもなるだろう。

 家名に傷のつかぬよう念には念を入れて………。

 うむ。確か下位貴族の娘も拘束されて、そちらは地下牢に収容されていたな。こちらの罪はその娘に被ってもらおう。

                    by.利用された犯人令嬢の父親




 その後、クヌアジットと呼ばれた元令嬢は、記録上は死亡したと届け出がなされ受理されている。

 後々、高級娼館でそっくりな女が現れる。男狂いしたその女は一日中耽り、一度に数人の相手も辞さなかったという。






最後の締まりがちょっと気持ち悪いです。

でも一応のケジメとして、巻き込まれ犯人その後です。


こんなお話の後でも見放さずにいてやろうというお優しい方は、

是非ポチっとお願い(。-人-。)します



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