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令嬢達の観劇談義

数ある作品の中から拙作をお選びくださり、ありがとうございます(^人^)

☆評価、ブックマーク、いいね 等もありがとうございます(*- -)(*_ _)ペコリ


今年最後の当校は、超短いです。



「ねえ、貴女は見ました?」

「何をですか?」

「王都中央劇場の──」

「お芝居ですわね!」

「三日間全て神話縛りではなくて、気が付いたら引き込まれておりました」

「初日はこれは何かしら? と初めは思いましたのに……クスクス」

「わたくし初めは浮気男推奨かと思って少しイライラしましたわ。けれど……クスクス」

「全ては()()()()奥方が最後を飾る為の演出でしたのね……クスクス」

「悔しながら途中途中もついつい笑ってしまって……クスクス」

「父はお芝居の最後で恐々と母の顔を見詰めてましたわ……クスクス」

「あら、まあ……あの美人で有名な夫人をですか? クスクス」


「わたくし、最終日の前後編に別けて上演された『聖竹花』が素敵でしたわ」

「特に最後が壮観でしたわよね!」

「本当に! 荘厳で! 神秘的で!!」

「異国のお伽噺なのでございましょう? とても不思議な演出ばかりで、お衣装も素敵でしたわぁ」

「ええ、ええ! ですが! あの素敵な(みかど)も騎士様も、女性の役者なのですわ……!」

「いいえ、姫の父親役以外は皆女性でしたわ……」

「そうそう、それで思い出しましたけれど、二日目公演の怖いお話……」

「嫌ですわ。あのお芝居、わたくし夢に見てしまうくらい怖おうございましたのよ」

「夫役にも腹が立ちましたわよね」

「その夫役が最終日の姫でしたのよ! 皆様お気付きになりませんでしたの?」

「わたくしは気付きましてよ」

「……わたくしは…お芝居が終わった後に劇団員が勢揃いした時に、漸く」

「あの……わたくしも、最後の最後に漸く気付きました」

「その姫も、最後に印象が変わりましたのよね……」

「ええ。美しさを鼻にかけたただの我が儘姫かと思いきや、月に帰る日を思い、辛い別れを避ける為の無理難題」

「きっと迎えに来る天使様へ弓引かぬよう遠ざけようとなさってなのでしょうね」

「結局帝が弓引いてしまいましたけれど」

「はあー………」×全員










今年もここまで読んでいただき、ありがとうございます(*- -)(*_ _)ペコリ

 来年も宜しくお願い致しますm(_ _)m


 皆様、良いお年を(о^∇^о)

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