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喧嘩?の後の~~~婚約者

数ある作品の中から拙作をお選びくださり、ありがとうございます(^人^)

☆評価、ブックマーク、いいね 等もありがとうございます(*- -)(*_ _)ペコリ


前回よりも短い?回

「喧嘩の後~」はここ迄。次回から本編に戻……れるはず……(・・?

はずです( ̄^ ̄)



 ジオラスはアリサが引っ越したその日からアリシア家タウンハウスに居候を決め込んだ。

 ジオラスにしては思い切りが良い。

 かなり図々しいとの自覚を持ちつつも踏み切ったのは、小さな見栄なぞ気にしていてはアリサに置いて行かれる。否、近く捨てられかねない! との恐怖心からだった。多分に最近聞いた同期の「俺捨てられるかも!」発言が大きいと思われる。

 まあ、理由はどうでも良い。


 アリサに近い環境でアリシア家流を心身に染み込ませる。染み込ませたい。


 早朝に起き出し、タウンハウスの護衛騎士達の訓練に混ぜてもらう。はっきり言って眠い。軽く身体をならした後は、走り込みを兼ねて郊外のアリシア屋敷を目指す。アリサの現在の居住地だ。長期の休みが明けるのに合わせて彼女はタウンハウスに移るらしい。それであるのにジオラスが郊外の屋敷ではなくタウンハウスに厄介になっているのは、一応は世間的な気遣いだ。同じアリシア家の屋敷に世話になっていても、一つ屋根の下ではない。これは大事な線引きだとジオラスは思っている。口さがない者達はここぞとばかりにアリサ及びアリシア家を貶し蔑む囀ずりを吹聴するだろう。自分のうかつな行動でアリサやその家族が傷物扱いされるなんて許せない。勝手に居候を決め込んでいる以上、最低限の節度は守りたい。理性よ頑張れ!

 ジオラスは走りながら考える。

 学園が始まり、アリサがタウンハウスに越して来たらジオラスの居候生活は終わる。だがジオラスの意気込みをつらつら聞き()()ていたアリサの兄君が、タウンハウスの離れに移れと言ってくれている(過去形)。一応のジオラスの気遣いにも気付いていての発言だろう。


『一つ屋根の下でなければいいんだろう?』


 ありがたいが屁理屈だ。だが屁理屈一つで筋は通るのだ。甘えてしまって良いのだろうか?


「クルイウィルの兄上達に相談しよう。クラウス兄上はまだ戻って来ていないから、サイラス兄上しか居ないな」


 あまりに図々しいからクルイウィル家から通いなさい、との注意が当たり前に飛んで来る未来には思い至っていないジオラスである。

 そして注意されても、その他の学び──学校で学べない商業や法律等の手解きを願い出る程に打たれてもおいそれとはめげない粘り強さを手にした現実にもまだ気付いていないのである。









ジオラスが本格的に足掻き始めました( ̄0 ̄)/

彼の成長に期待してくださる方は、

ポチっと☆評価、ブックマーク、いいね 等、応援お願い致しますm(_ _)m

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