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これは終わりの物語


⚠️注意⚠️この小説はあくまで異世界物であって、史実にある国はナチス・ドイツのみになります。

この作品はこれから先、人が大量に死んだりと残酷な描写がありますのでグロいの無理と言う人はここでストップして他の作品を探すことをオススメします。

ドイツ第三帝国の最期は、ただひたすら呆気なく、確かにあったはずの栄光ある帝国の面影は消え失せていたーーー


ーーー1945年4月30日ベルリン総統地下壕ーーー


「クソっ!何故私が…誇り高きゲルマン民族が勝利を掴めなかったんだ…」


口では敗因が何か理解できないように言っているが、本当は分かっている。


「我々は今敗北の瀬戸際まで追い込まれ…あぁ!どうすれば良かったんだ!」


己の行いのせいで死が目の前まで迫っていることをわかってはいる。


だが、それを認めることは出来なかった。


己の愚行を悔い、真っ暗闇のなかで絶望し、今銃を自らの頭に向けた者が1人いた。


彼はアドルフ・ヒトラー


ーーーそう。当時のナチス・ドイツの最高指導者であった

彼は敗戦の瀬戸際、拳銃を自らの頭に向け、自殺を測る


「あぁ…もし私にもう1度があるというのなら…再び我がドイツ再興の機会を与えられるというなら…その時は必ず…勝利へ導いてみせる…」


ヒトラーは拳銃の引き金を引いた


瞬間、先程まで響いていたベルリン市街戦の砲撃音は消え去り、辺りが静まりかえる。


不思議と痛みはなかったが、ヒトラーは死を実感する。


「あぁ…これが死か。ならば受け入れるしかない…」


ーーー同時刻、ベルリン市街地ーーー


「司令官!ベルリン市街戦は多くの犠牲を出しながらも相手を着々と疲弊させています!このまま進めば我々の勝利は間違いないでしょう!」


赤軍の兵士はワシーリー・チュイコフ司令官に偉大なる祖国の勝利を報告する


ワシーリー・チュイコフ司令官とは農民の出でありながらスターリングラード攻防戦でナチスの猛攻に耐え抜き、更にはベルリンの戦いにおいてナチスの降伏を受け入れた人物として有名である。


言わばソ連の英雄だ。


「あぁ。そのまま攻勢を続ければ奴らはその内、根をあげるだろう。我々の粘り勝ちというところか。…」


チュイコフは祖国の勝利を噛み締める。


黒鉄の帝国から祖国を守り抜いたことを実感し、その目からは涙が溢れようとしていた。


「…ん?なんだあの光は?」


チュイコフ司令官はベルリン上空に放たれる眩しい光に思わず焦りを抱く!


「まさか…あの場所は!ヒトラーの官邸か!何が起きている!?あれがドイツの新兵器だとでも言うのか!?最後の最後で奴らは我らに一矢報いるというのか!?」


チュイコフ司令官は突然のことに色々な仮説が頭をよぎる。しかし、そのどれでもないことを理解する。


光は宇宙へ飛び立つと、すぐさま消えていったからだ。


焦りは消えたが、「あの光は何か?」「何の意味があるのか?」という疑念だけが残り、

チュイコフ司令官はただひたすら、光が上がって言った虚空を見つめていた。


その時、部下から信じられない報告を受ける。


「司令官!ベルリン市街地で先程まで戦っていたドイツ軍が…」


「ドイツ軍が消えました!」


ーーー再び総統地下壕ーーー


自分は死んだ。


ヒトラーはその考えを疑うことも無く、目を開けない。


拳銃の引き金を引き、確かに弾は発射された。


拳銃はヒトラー自身の頭につけていたのだから死んだということは間違いない。


しかし、あまりにも静かであること。


そして、まるで健康な成人男性のように痛みもなければ、意識がなくなる訳でもない。


ただ目を瞑っているだけーーー。


そのような感覚に陥った。


「私は死んだのか?いや、私は拳銃で頭を撃ち抜いたはずだ。死なないわけがない。いや…もしやこれがあの世というものなのか?ただ何も感じることなく永遠を過ごすというのか?」


ヒトラーはそう考えると急に怖くなり、目を開ける。


するとヒトラーはいつものように鏡の前でポーズの練習をしていた。

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― 新着の感想 ―
[一言] 初めまして。面白そうなのでブックマークしときました。 これから楽しみにしてますので頑張ってください。(о´∀`о)
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