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第X1話(閑話休題、チート魔法の作り方。例:ステータスウィンドウ)

魂観の儀以降、僕はあの不思議な夢の世界に何度も訪れてる。

訪れる度に、3人から色々な事を教えてもらい、それを現実世界で実践しながらスキル習得に努めている。


また眼鏡のお兄さん(眼鏡さん)が、龍のおじいさん(竜爺)と一緒に色々研究した結果、新しい分野の算術魔法を開発してしまった。


 眼鏡さん曰く

 魔術とは物事の事象を魔力により発生させる事を主とした魔法式をつかった術の総称だが、算術は事象を形容したり、挙動を制御する事により効果を得る魔法式が主体になる。

 例えば魔術は<火を起こす>、<壁を作る>、<素材を解っている>といった事象や現象を作り出す効果を持つ。

 一方算術は<広い>とか<詳しい>とか<繰り返す>などといった概念や挙動を成立させる効果をもつ。

 そういってもよくわからないだろうから試しに作った術を見てみよう


 Detail(ディティール)Search(サーチ)という魔法だ。

 これは魔術のサーチ魔法式と算術のディティール魔法式の複合魔法になっていて、意味は<詳細な><探知>で、普通のサーチ魔法式で発動すると不確定名称や大体の状態くらいしかわからない魔法なのだが、この魔法だとステータスやスキルなどの詳しい情報が探知できる。


 さらにこの術を発展させるとこうなる

 CallSpell(fa,d,DetailSearch(w,{[n,"アルカード",f]}))


眼鏡さんが魔法式を実行すると、目の前に色々な文字や数字が記されている。

四角い窓みたいなものが中空に現れたので、その窓を覗き込むと以下のように記されていた。


名前:アルカード・ヴァンゲルグ

年齢:10歳

LV:1

職業:村人

状態:通常


体力:250(50)

魔力:225(45)


筋力:130(26)

敏捷:160(32)

器用:115(23)

知力:155(31)

信仰:175(35)


魂魄特性

算術スキル適性S

高速演算(どんな複雑な事象でも知ってさえいれば一瞬で解析し回答を導き出す)

心技体合一(魔力・武技・体術に関して乱れなく完全に合一できる)


武術スキル適性S

鬼闘法(魔力を使って爆発的に戦闘特性を強化する)

戦闘の才能(全武器の使用適性(極大)、戦闘特性の成長率向上(極大)、

      体力の最大値向上(極大))


魔術スキル適性S

魔術の才能(全属性の魔術適性(極大)、魔術特性の成長率向上(極大))

龍神の加護(魔力の最大値向上(極大)、魔力回復量の向上(極大))


所持スキル

なし


称号

魂魄が計れぬ者


なんかステータスと魂魄特性がおかしなことになっていて、成人した人のステータスが大体60くらいで練達のA級冒険者が200くらいのはずなんだけど、なぜか僕のステータスがB級冒険者並みになっている


「と、このように探知した人の詳しい情報が見れるわけだ。」


魔法式 CallSpell(fa,d,DetailSearch(w,{[n,"アルカード",f]}))

 これを頭から説明すると術を呼ぶ(前面の空間に,表示する,詳細探知する(窓,{[名前,"アルカード",全て]}))となっていて、分かりやすいように話し言葉にする。


 アルカードという名前を詳細探知し、全ての内容を前面の空間に窓の形で表示する術を呼び出す。という意味になるがこれだと汎用性は高いが詠唱が難しいし、パラメータが多すぎて魔法式としての難易度が高い。


よって、パッケージ化した上で

Execute(StatusWindow(t))

で呼び出せるようにするのが魔法だ。


 しかし窓が外に表示されると面倒な事になりそうなので、右目の中に窓を表示するようにパラメータも変更しておく。


「なので、少年。あっちの世界に行ったら君が調べたい対象を見ながら<エグゼキュート ステータスウィンドウ ターゲット>と唱えたまえ。その対象のステータスが右目に映るようになる」


こうして、このようなチート魔法が次々と産み出されていく事になるのだった


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