1章 君と僕の秘密。
僕は人が大嫌いだ、自分しか愛せない、こんな世界なんか終わればいいんだ。
自分しか愛せない、そう、君に会うまでは。
陰気の中学生の夜差 信之介
クラスのムードメーカー
光崎 茜 (こうざし あかね)
この作品は、ある出会いで少しずつ変わっていく男の子の物語です。
ゆっくり更新になりますが、読んでもらえたら嬉しいです。
1.君の事
「僕の大切なものは自分自身としか思えない。」
それは大切な人が未だ見つからないから、自分を大切にしているから。
これは、ある人がこの世界で僕にとって一番大切になった物語だ。
何か刺激というものが欲しいのは渋々感じているが、
そんな刺激、俺の人生にあるはずがない。
ここは恋愛漫画じゃないんだから。
そう自分に言い聞かせて自分を慰めるそのような人生を送っている信之介だ、
誰か僕に話しかけてくれもしないのか、まぁそうだよなこんな根暗と話したくないよな。
僕はネガティブだネガティブだが自分ではそれが僕の生き方だって思ってる。
誰だってネガティブ思考にならないやつなんていないだろ、僕はネガティブになりやすいだけだ、みんなは大体なんであんな人と喋ろうと思うんだ、なんで人ってあんな群がるんだよ、こんなことばかり想像してしまう。
自分は特にあいつが嫌いだ、クラスのムードメーカーと言ってもいい、光崎茜っていう一言で言えばめっちゃ陽キャだ、女の子から愛されてる。
今日もまた光崎の笑い声が教室に響き渡る、それに釣られて笑う生徒、今日も今日とて騒がしい教室だ、全く何話してるんだ、そう思いながら信之介は耳を傾けた。
「見てみて!麦茶めっちゃ振るとビールみたいに泡ができる!」と光崎 茜はニコニコしている、なんだこのクソつまんねー話!!、みんな笑ってるから面白いと思ってたらみんな苦笑いしてるだけじゃんか、いや面白くなさすぎて面白いのかもな、あぁ馬鹿らしいトイレ行こ、信之介が廊下に出た時女子生徒が光崎茜のことを話していた、「光崎さんってほんとキモくない?なんであんな人気なのかもわかんないしどうせ顔可愛いからっていきってるんでしょ。きもい。」あからさまに光崎を悪く言っている。
そうか、光崎はクラスで人気者だから妬む人も多いよな、そう考えてたら教室のドア付近で光崎が頬を赤くさせながら立っていたそのすぐ顔を手で隠した、もしかして泣いてるのか、?と信之介は思った。
光崎は手で隠した頬の隙間から、透明な雫がぽたりと床に落ちた。、その時僕は光崎をただ見ているだけだった。
光崎は本当はポジティブな人間なのか、?ふと僕は感じた。そう思いながら僕は光崎を観察していた。自分は馬鹿なことをしているなと思ったが本能には逆らえなかったのだ、光崎は保健室に行っていた「頭が痛いので、休みたいんです。」と光崎は顔をわざと笑っている微笑みを作った。
多分キャラを崩したくないんだろう、そういうと体温を測った、「熱はなさそうね、じゃあ落ち着くまであそこのベッドで休んでなさい。」と先生は言うと光崎はこっくりと頷いてベッドに行って顔を布団で隠した。
その時僕も同じように保健室で仮病を使い休んでた、
なんで俺はこんな馬鹿なことをしてるんだろう、けど今日は光崎のことを調べたい、光崎はあんなことで泣くとは思ってないからだ、嫌いなのに嫌いな奴のことを調べて俺は馬鹿みたいだ、そう心の中で言ったが、
結局足は光崎の方へ動いてた。
放課後、僕は光崎の跡をつけた、噂によると、光崎はいつも1人で帰ってるらしい、友達はたくさんいるのに僕は心の中で勿体無いと思いつつ光崎を密かに見ていた。光崎は何となく家に帰って行った僕はなんだ、何もないじゃんとと思って、帰ろうとしたら...光崎の家から罵声と叩く音が聞こえた間違えなく光崎の声ではないその後に光崎の声がする、謝っているようだ光崎は何をしたんだ、それは明日も明後日も同じだった、流石におかしいと思った、来週朝イチで光崎に聞きに行こう、恥ずかしがるどころじゃない気がする、翌朝、僕は決意を決めて学校に行った。光崎は朝来るのが早いな、まぁそんなことはどうだっていい聞かなくては、何か俺にできることがあるか考えたんだ。
僕は光崎に近づいた、「あ、あの、こ、光崎さん言いづらい話なんだけどね、」そう僕は言うと光崎は首を傾げた。
「昨日帰り道光崎さんの家までたまたま一緒だったんだけど、普通に帰ろうとしたら光崎さんの家からすごい声がしてさ、あと殴られた音とかも光崎さん「大丈夫、?」と僕はほぼ心配の心で言った。そのあと光崎は少し黙る
「…聞かれちゃってたんだ、なら嘘ついても意味ないよね、私夜差くんのこと信じていい、?」そう言われると僕は頼りにされてるのかと思い少し嬉しくなっている。
「え、あっと、俺でいいの、?」そう言ったらこっくりと頷く「お、俺でよければなんでも聞くよ、?」僕は光崎の話を真剣に聞こうとした「実は、私の父親は血が繋がってなくてねそれで私のことは愛してくれてないし、それで私のことを傷つけたりしてくるの、毎日毎日怒られてるんだ」そういう時光崎は袖をめくりあげる「えっ、酷いあざそんなにされてなんで誰にも相談しなかったんだよ、」僕は不安になった「誰かに頼れないんだ、自分は人の前では元気でいなきゃなって思ってさ、けど今は夜差くんが聞いてくれたから少し楽になった、!ありがとう。」光崎、お前はなんでそんな人に弱さを見せないんだよもっと誰かに頼っていいのに、光崎をこのままにしたくない、俺が守ってでも助けたいこんな俺でも誰かを助けられるような人間になりたい、そういうと僕は離れてく光崎を見て光崎の手を握った。
「俺が光崎さんを助ける、だから俺になんでも頼ってくれ、」と僕は心のままに行動した。そう言うと光崎の涙が頬を伝う、「ありがとう、私誰にも言えなくて、頼れる人もいなくてもうどうしようって思ってて夜差くんがそんなこと言ってくれて、少し弱くなっちゃったけど、安心した、」そう言う光崎を僕は優しい笑顔で慰めることしかできなかった。
あ〜今日もめんどくせぇ学校が始まるのか結局あんなこと言ったけど関係はあれで終わりなのかな、僕は少し寂しそうにする、そのまま僕は授業中疲れたのか寝ていた、「よ…さ….くん、夜差くん!起きて!」これは夢か、?それにしては妙にリアルな夢だ、夢なら少し遊んでみるか、「おい...光崎..耳貸して」そういう時光崎は僕の口元に耳を近づけた「無理に笑うな。帰りは俺がいる」光崎は身体が固まりほおが赤らむ「う...ん、ありがと。」なんなんだリアルだなやけに夢でも眠くなってきた、ん、?こ、こ、こ、これ夢じゃないぞ、やばい何してんだぁぁ俺恥ずかしすぎだろ、僕はさっきのやりとりが急に頭の中に再生される。「無理に笑うな。帰りは俺がいる」思い出した瞬間、僕は顔を伏せた、耳が熱い、心臓がうるさい、なんであんなこと普通に言えたんだ、夢だと思ってたからだ。現実で言う台詞じゃない。
そっと顔を上げると、前の席の光崎がこちらを見ていないことを確認して、ほっと息を吐いた。
……いや、ほっとしてる場合じゃない。
帰りは一緒、って、完全に約束じゃないか。
信之介は鞄の持ち手を強く握った。
視線を上げるのが、少し怖かった。
でも同時に、胸の奥が変に落ち着いているのも事実だった。
ここまで読んでくれてありがとうございます。
最初なので多めに書かせて頂きました。
僕の最初の作品なのですが、楽しく見ていただけたのなら幸せです。




