0.プロローグ
俺が世界的起業家になるまで
【登場人物】
藤田 正義
世界的に有名な起業家を目指す15歳の少年でこの物語の主人公。正義感が強く、ときには一人で突っ走ってしまうこともある。好きな言葉は「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」
神宮寺 凛
正義の幼馴染。責任感が強く、思いやりがあるため、いつのまにかリーダーをしていることが多い。いつも突っ走る正義のことを心配している。好きな言葉は「十人十色」
レオン・ハート
某有名IT企業の御曹司。頭脳明晰でスポーツ万能。豊富な資金力を利用して正義の前に立ちふさがる。好きな言葉は「Where there’s a will, there’s a way.」
堀井 貴弘
天才にしてオタク。好奇心旺盛で、興味をもったら突き詰めないと気がすまない。正義とは同じクラス。好きな言葉は「天才とは1%のひらめきと99%の努力である」
新田 剛
スポーツ万能だが、頭はよろしくない正義のクラスメイト。ここ一番の突破力をもっている。好きな言葉は「死ぬ事以外は失敗じゃない」
【世界観設定】
より良い世界を作る人材を輩出するために創設された学校、「未来創造学園」。
その中でも起業科には、世界各国から明日の起業家を目指す若者が集ってくる。
小さい頃から起業家になることを憧れている正義は、ライバルたちと競い合いながら成長し、世界的な起業家を目指す。
【本文】
「自分を変えて、世界を変える」
その演説を聞いたときに、俺の世界は大きく変わった。
その人は、50歳という若さでなくなり、今はもうこの世にはいない。
しかし、その人が産み出した製品は今も世界中の人たちの生活を豊かにしている。
なぜ、そんなことができたのだろう?
何が彼を突き動かしたのだろう?
彼は最期に何を思って死んだのだろう?
いつか僕もその人のようになりたい。
いや、世界的起業家に俺はなる。
この話はそんな夢を描く僕の挑戦と挫折、そして二度とは戻ってこない青春の日々の話。