第7話
マジーラ「最近金の管理がよくわからんな。」
ミズハ「相変わらずの貧乏というわけですか?」
マジーラ「収入が安定しないからな。お前らも稼げ。」
ミズハ「一応冒険者やってます。馬鹿みたいに強くないですし、微々たるものですけどね。アマミちゃんがどっからから持ってきてる薬草なら稼げるかもですが。」
マジーラ「なら早く稼いできて欲しいのだが。ではなくてだな。」
ミズハ「違うのですか?」
マジーラ「ここは郊外とはいえ王都の端だ。住むということはそれだけでお金が発生する。」
ミズハ「そうなんですか?ここ森の中ですよ?とりわけ、マジーラさん魔法使いじゃないですか?わざわざ摘発しに来ないと思いますが?」
マジーラ「住むと言っても住民税みたいな話ではない。所得税とか消費税みたいなやつだな。なんだかんだでちゃんと払わんとそのうち問題になる。」
ミズハ「そういうものですかねぇ。別に王都のなんか大きな場所で働いているわけじゃないですし、僕そういうこと気にしたことないのですが。」
マジーラ「冒険者といえど、ギルドでそこら辺は調整していると思うがな。組織が大きいとそこら辺は充実してる。だが自分はあくまでメロディルのサポートだからな。そこら辺をちゃんと気にしないといけないのだ。」
ミズハ「へぇ。じゃあ例えばですけど、というよりアマミちゃんなら勝手にやってそうというよりやってる感じしかしませんが、自分で手に入れたものや作ったものを売る場合にはそこらへんを考えなきゃダメなんですが?」
マジーラ「厳密にはダメだろうな。」
ミズハ「アマミちゃん法的違反で捕まっちゃうのですが。。」
マジーラ「微々たる収入ならあまりなんとも言われまい。そこまで見てたらカオスだろうからな。ただ、あの魔女は時折とんでもないものを作ってくるからな。見て置いた方が良いかも知れんぞ?」
ミズハ「一応見とく。あそこは王都というより領地だけどね。」
マジーラ「上がいることには変わらん。気にして置いた方が良いかもな。」