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不良天使と臆病悪魔  作者: ブルーハワイ
7/10

7話

クローバーの家

「事故紹介が遅れたわね。私は赤河みのり。よろしくね」

「止めないでくれ!」

「クローバー…自分の体を大切にしてください」

「ルシアちゃん…でもどうすれば」

「ルシア、1ついいかしら?」

「はい」

「人間が行った悪事で魔力を回復する事はできるかしら?」

「一応出来ますが…悪人を目の前に連れてくる事は難しいですよ?」

「適任がいるわ。今は11時半…余裕ね。クローバー、釣り場にまで行くわよ。ルシアをおぶって」

「分かった!」

釣り場

「やっぱり人を燃やすのはいいねぇ…」

「さーや。私よ」

「やっほー」

「ゆい君、こんにちはです」

「クローバにルシアちゃん、こんな時間にどうしたんだい?あれ?ルシアちゃん元気なさそう?どうかしたの?」

「それをあなたが知る必要は無いわ。さーや、ルシアの手を握りなさい」

「はいはい!ルシアちゃん失礼するよ!」

「ルシア!思いっきりやりなさい!遠慮は不要よ!」

「はい!」

「何が始まるんだい?」

「えい!(魔力がどんどん回復する。どういう事?普通の人間が悪事を働いてもこれだけの速さで回復する事は無いと思うんだけど…)」

「何が起こってるの?」

「黙りなさい!」

「は、はい!」

「魔力全回復しました!それよりもどうしてあんなに魔力が…普通ならありえないと思うのですが…」

「私、さーやを信用するなって言ったわよね?さっきまでさーやは人の水死体を燃やして遊んでたのよ」

「え?!(クローバー・ルシア)」

「流石のクローバーやルシアちゃんでも失望したかな。まぁ無理もないよ」

「相変わらずイカれてるわね」

「自分でもおかしいって気づいてるから。僕はねぇ!辞められないんだよ!死体を燃やす事が!」

「さーやが本性を表したわね」

「これがゆいの…」

「ゆい君…どうして」

「僕の本性を知ったものは全員僕を否定してきたよ!ハハどこで歯車が狂ったんだろうね?」

「こいつの目…やる気だ!ルシアちゃん、離れて!」

「え?!」

「反応が遅い!」

銃?!どうしてあんなもの持ってるの?!

「これは3Dプリンター銃。3Dプリンターで製造したのさ!」

「それって銃刀法違反なんじゃ…」

「バン!バン!バン!あはは!僕にこんな事を言っている余裕なんてないよ?」

「これ以上放ったら危険です。3Dプリンターで作られた銃は耐久性が低くて放てるのは1発が限界なんです!捨ててください!」

「やだね!」

引き金を引いた!撃つ気だ…!

「こうなったら…時間停止!」

時間停止

早くあのプリンターガンを破壊しないと

「ゆい君、ちょっと失礼しますね〜」

ゆい君に触れたらゆい君の時間は動き出す…身長に

「プリンターガンを奪い取れました!こんなの破壊してやります!えいえい!」

時間停止解除

「さぁ!死んでくれ…って銃が壊れてる」

「みのりさん、あの時私の潜在能力を引き出してくれてありがとうございました」

「あなた、時を止めてあのプリンターガンを破壊したのね。上出来よ」

「ありがとうございます!」

「仕方ない。今回は立ち去るとするよ。バイバイ」

ゆい君…

「ルシア。あなた、天使に転職できるんじゃないかしら?」

「できません!変な事言わないでください!そんな事よりクローバー…」

「ルシアちゃん…大丈夫?」

「クローバーの馬鹿!」

「ルシアちゃん?」

ここはビシっと言わないと!

「私を助ける為にリスカしようとしましたよね?!」

「そ、それは〜…終わりよければすべてよしって言うじゃん?」

「帰ったらたっぷり説教ですからね!」

「私はそろそろ行くわ。帰り道気をつけてね」

クローバーの家

「もし私に血を渡してクローバーの力が弱まったらどうしてたんですか!」

「それはその時考えようと…」

「もぉー。無責任なんだから!次やったら承知しませんからね!」

「はい…(泣)」

「というか魔力切れとかそういうの無しで疲れました。もう動けません」

「今は3時…そろそろ寝るか」

「ルシアちゃん!ルシアちゃん」

ね、眠い…クローバー元気だなぁ

「起きて!ルシアちゃん!」

「はい…」

「おはよう!ルシアちゃん」

「おはようございます。クローバー。そういえばエルフィンさんは?」

「そういえば居ないような…あれ?机の上に何かが…手紙?」

「呼んでみてください」

「なになに…クローバー、ルシアちゃんへ 私を助けてくれてありがとう。私は2人の元を離れる事にした。私は君たちに顔向けできない。クローバー、姉としての役目を果たせなかったろくでなしを許してくれ。ルシアちゃん、大切な人を奪ってごめんね。クローバーを助ける事ができたら代わりに謝っといてくれると嬉しいな エルフィン・マークより と書いてあった」

「え?!それって…」

「あいつはこの場から離れたんだよ。私たちに合わす顔なんて持ち合わせいないだろうからね」

「離れたって…どうしてこんなに冷静なんですか!」

「あいつの体にチップを埋め込んどいた。そのチップにはGPS機能がある。後は分かるよね?」

「あっ!」

「あいつは今…釣り場にいる。何をする気だ?、」

「急ぎましょう!」

釣り場

「…そろそろ行くか」

「海を渡る気かい?」

「クローバにルシアちゃん?!どうして…」

「知らない方がいいですよ…」

「挨拶は手紙だけかい?」

「クローバー…」

「あんたは天界に帰れ。ここにお前の居場所はない」

「ちょっとクローバー!言い過ぎです!」

「いや、いいんだ。クローバの言う通り、ここに私の居場所はない」

「エルフィンさん…」

「ルシアちゃん、助けてくれてありがとうね。私は天界に帰るよ」

エルフィンさんが消えた。帰ったのかな?

「あの…エルフィンさんは…」

「GPSが反応してない。天界に帰ったんだよ」

「エルフィンさん、大丈夫ですかね?」

「大丈夫だろ。性格は結構丸くなったし。それよりルシアちゃん、ゆいから魔力を貰ってたよね?」

「はい。それがどうしたんですか?」

「その魔力でもう一度私を月に送る事は出来る?」

できるけど…どう言うべきか…

「できますが今はやめておいた方がいいと思います」

「どうして?」

「連続して2度も月に行ったら流石にクローバーの体が持ちません」

「それはなんとか耐えれば」

「2度くらいなら死にはしないと思いますが後遺症が残る可能性があります。姉さんを助けたい気持ちは私も同じですがそれで身体壊したら本末転倒ですよ?」

「ほんと、ルシアちゃんってとことん悪魔らしくないよね」

「それ、姉さんに同じ事言わないでくださいね。姉さん、自分が悪魔らしくない事、気にしてるんですから」

ルシアの家

なんか家は落ち着くなぁ。そういえば最近はずっとクローバーといた気がする…あれ?なんだか眠気が…

「…zzZ」

夢の中

あれ?ここは?

「わぁい!私お姉ちゃん大好き!私、将来はお姉ちゃんのお嫁さんになるんだ!」

「ありがとうね。瑞葉」

みのりさん?あれ?喋れない…

過去にもう1人追加すると言ったな。あれは嘘だ←本当は2キャラです

キャラ紹介

赤河瑞葉

赤河みのりの妹。みのりの双子の妹。みのりの事が子供の頃から大好きのシスコン。忌み子のみのりから離れなかった事で親の反感を買い小三の頃に山に捨てられた。昔は純粋無垢なお姉ちゃん大好きっ子だったが今では知的で狂気的な性格をしている。保護施設で育ち高二になった今は自立して一人暮らしをしている。かなりクレイジーで放っておいたら人殺しを平気で行うような人物。山で倒れている所をルシアに発見され助けて貰う。ルシアに恩を感じており激愛している。ルシアに対する思いが非常に強くルシアに会うためだけに学校を編入してりルシアが生きるためなら体を張る覚悟ができている。性格は変化したが今でも姉に対する思いは変わってない

ここだけの話設定上だけのキャラにする予定でした。そもそも名前すら決めておらずみのりの元ネタ的に妹いたらそれっぽいな程度にしか思っておりませんでした。入れた理由はこれとは別に書いてるlilynote限定のキャラとして作ったけど思ったより愛着が湧いたからこっちでも登場させようと思ったのが理由です。lilynoteにもルシアやクローバーがでてきます。一応こっちのルシアやクローバーとは同一人物ですが関係性は一切ございません。こっちにでてくる瑞葉とlilynoteにでてくる瑞葉の性格は全く違います。あくまで別世界の人物だと思ってください。作中ではクローバーを嫉妬させたりみのりの心を動かしたりします

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