第一考察、実際に造る
まずは現実世界で作ろう。そして武器として考察して見よう。
パイルバンカーとドリル、この二つは問題なく作れます。
ただし威力と重量は比例しますので、出来て人体破壊が出来ればよい程度ならばドリルは工具の電動ドリルで充分でありパイルバンカーは打撃系の杭打ち機だけど重機だし横向きでは威力は落ちますね、人に使えば殺せそうですが目立ちます。使うだけ余計な手間暇は免れません。
次は蛇腹剣ですね、これまず作れません。出来てもワイヤー式で先端に刃がある武器が付けられて良い所です。
段階的に刃を付けるとしたら刃一つ一つの内部にワイヤーの巻き取り機構がなければならず一つ一つの刃の重量はとんでもない重さになるでしょう。
更にそれらの操作を持ち手で操作出来ないとならずワイヤー内部に電線通してオンオフだけの単純機構か伸ばす長さを調節するならコンピューターでも積んでプログラムですね、それを持ち手で操作...はっきり言ってある意味ロマン武器の巨大武器の重量なんか目じゃなくなる超重量・超巨大武器になりますね、はっきり言えばそれだけで遠近両用の武器ではなくなる。
加えて精密機械の塊と化し戦おうものなら故障は避けられない生産コスト、耐久性で多大な問題を抱えている。
もっと単純にオンオフだけで延びるか縮むかの機構でもオンオフの為の電源や巻き取り機械は刃毎に仕込む必要があり巨大化は避けられない、狭い場所では取り扱いが難しく、分離機構かあるが故に脆い武器と化しはっきり言おう無駄である。
ならば巨大武器の方が頑丈でコストはかからない。
更にこの武器は無差別殺傷兵器なので、集団戦で使えない。
戦争で使う、相手の集団中央へ一人ぼっちで送り込み後は頑張れ、回収はほぼ不可能な特攻武器です。
剣や刀が主流の時代に作れる訳もなく遠近両用の武器とするなら魔法や超未来の科学に期待するしかない、現代では無理だ。
なにより三つは銃器相手には無力に等しく武器転用の意味がないのです。ロマン武器は現実世界において無駄の塊となります。