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レッツゴーショッピング!

「うん! なかなかうまくなってきたな、後はちゃんと片付けて帰るように!」


「「「はーい」」」


 ユグ戦から五日後、すっかり回復した俺はキッチン用品一式が届いたので早速野菜の切り方を教えて味噌汁を作るまでに至った。キッチン用品一式と一緒にメモ書きが付いており、ドラゴンの卵の方はもう少し待ってほしいとのことだった。まぁ、俺がドラゴンを見たかったっていうのが正直なところなので気長に待つとしよう。


「エビセン! 今日はあーしに宿題のヒントちょーだい!」


「それなら(わたくし)も!」


 仲良し魔法使い組か。最近分かったことだがこの二人最大の友達であると同時に最大のライバルでもあるらしく、相手に先を越されるのは嫌らしい。


「イメージはあるか?」


「ない!」


「ふわっとは……」


 フワットワ? あ、ない訳じゃないってことか。しかし正々堂々言うのもどうかと思うがどうしたもんか……


「どっかにアイデアが落ちてないもんか……」


「とりあえずあーし達魔法使いなのに杖持ってないじゃん? だから杖買いに行こーよ!」


「それいいですわね!」


 買い物に付き合えってか? いや待てよ、本来杖としてではない役割を持つもので代用すれば……


「了解した! とはいえ普通の杖を買ってはお前達を没個性にしてしまいかねない、というわけで武器屋以外の店から杖代わりを探してもらうぞ!」


「エビセンノリノリじゃん!」


「面白そうですわね!」


 そもそも魔法使いの杖というのは魔力を集中させるための媒体で、使い込めば使い込むほど使用者の魔力と馴染んで効果が上がってくる。消耗品だとあまり長期間持たないかもしれないが、永年使えるものであれば大魔道師になる可能性もある。目利きも魔法使いのセンスってわけだ。


          ◆◆◆


「さて、どうする?」


「ホームセンターがいいですわ! いろいろありそうですし!」


「良いんじゃないか?」


 チユキの案でとりあえずホームセンターに行くこととなった。確かにいろんなジャンルのものがあるし、うってつけかもしれない。


「ちょっと暑くなってきたし扇風機でも……」


「エビセン! これどう……かな?」


「もっと軽いものにした方がいいだろ、持ち運ぶもんだし」


「そっかー」


 早速ギョクロが持ってきたのは鉄パイプ、持ち上げるのが大変な上にそれは物理用だ。


「これはどうでしょう?」


「あー、長いな。もっと手頃な長さがいいぞ」


「そうですよねー」


 チユキのチョイスは朝顔の(つる)を絡ませるために花壇にさす棒だった。持ってくる前に使い勝手を考えることをオススメしよう。


「あのなぁ、持ち運ぶ、多少振り回すってことを考えろよ?」


「「はーい」」


 とはいえ常識に縛られ過ぎると結局魔法使いっぽい物を選んで没個性まっしぐらか、とすれば……


「もうこの際好きなようにしていいし俺が資金を出す! が、ここからはお互いにお互いの杖がわりを選ぶものとする!」


「それ面白そう!」


「いいですわね!」


 同意は得られたらしいこの提案、自分の装飾品を選ぶなら多少ぶっとんだ選び方をしても気に入らなければ買い直せばいいが人のものとなるとそうはいかない。さっきのやり取りでそれぞれセンスがバカだということは分かった。これで趣向を修正してくれればいいが……


          ◆◆◆


「お前たち、結局何になったか見せてみろよ」


 好きにしろと言ってから俺は何か怖くなって熱帯魚コーナーで大きめのホームセンターにいるイメージのあるアロワナ的な魚をひたすら眺めていたため二人が何を買ったのか知らない。帰り道で本来の目的を思い出し、今こうして聞いている。


「あーしはこれ!」


「扇子か……なかなかセン……おっと、何でもない」


 危うく強烈な氷魔法を放つところだったが何とか持ちこたえた。にしてもよく「杖」の固定観念から離れたもんだ、畳めば確かに棒状ではあるし開けば何となく風特化という特徴をつけることも可能でよく考えられたセレクトだと思う。


「これはチユキが選んだってことだよな? なかなか良いと思うぞ」


「ふへへっ」


「で、そっちはどうなったんだ?」


「あの、その~」


「?」


 選んでもらったものが問題児らしくチユキは出し渋っている。しかし選んでもらった手前ずっとそうしているわけにもいかないようで……


「……これです!」


「ん!? 猫じゃら……し?」


 一応棒状? ではあるものの全く戦闘向きではないそのフォルムと本来の用途、何を思ってこれを選んだのか……


「それペットコーナーにあったんだけどさぁ、針金が入ってて曲げやすくて壊れにくい上に持ち運ぶにもいい……」


 なるほど、そう言われれば理にかなっている気がしてきた。そこまで考えてたとは、やっぱりなんだかんだ真面目だよな。


「って書いてあった!」


「受け売りかよ!」


 最後のがなければ称賛に値したものを……これを素直ととるかバ○ととるかはさておき今回は買い物に付き合うために来た訳じゃない。本題はここからだ。


「まぁ……この買い物は必殺技のヒントを導くためのものだったってことで俺の見解を伝える! まずギョクロ、お前のメイン魔法は炎だ。その上で武器は風だわな、この関係性はかなり良い。このことから、どうすれば風で炎を強化できるか考えれば必殺技に繋がるはずだ。チユキに関しては……まぁ……召喚系が良いんじゃないか?」


(わたくし)へのヒントが少なすぎですわ!」


「俺も白魔術と猫じゃらしの関係がさっぱり分かんねぇんだよ」


 ヒントの分量がギョクロ贔屓(ひいき)かと思われても仕方ないくらいに差が出てしまった。とはいえチユキに関しては素直にヒントの出しようがない。後日何か分かり次第追加で助言してやるとするか……


どうも!ロカクです!

またしばらく間があいてしまいましたm(__)m

ちょっと手詰まり起こしましてw

最初に掲げた一年続ける小説をっていう目標を達成したっちゃしたんですがこれはダメだというのは重々理解しています。

本来一年分であれば土曜一本としても52話はなければならないのですが足りていません。

これからも確実とは言えませんがちょこちょこ投稿していきますので何卒よろしくお願いしますm(__)m

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