セブレント章
どうも、ユウタです。
疲れながらも頑張って書いております
では本編をお楽しみ下さい。
数時間が立った、最初はサニーと一緒にお茶を飲みながら話していたがサニーは用事があるらしく外に出て行ってしまいリビングには俺一人になってしまっていた。てか他人家に入れて放置とか警戒心なさすぎだろ、まぁ先生の娘だしなぁ。
「.....。」
何もすることがない、お茶もとっくに飲み終わりたまたま持っていたゲーム機を遊んでいたが俺の持っているこのゲームは今の時代のに比べると化石レベルにやる事がなく何回もやっているので飽きてしまった、ちなみにパズルゲームです。
さて、これから俺は何もしてればいいのだろうか?普通の一般人なら家の中を物色したり男なら煩悩が発動してサニーの部屋に向かうだろうが俺はやらない、バレなきゃいいと思う反面バレたら冗談抜きで殺される、先生は生きたまま皮をはいで筋肉を切ったり血を抜き取ったりする、まじで。
「......。」
しかし暇だ、リビングだけでも見て回ろうと思ったが間取りが俺の家と全くおんなじなので正直珍しい物もない。
俺は座っているのが苦になって来たので立ち上がりお茶だけでも貰うことにした、台所も全く同じ感じなので自分の家にいる感覚でポットからお茶も貰い再び椅子に戻る。
あれからまた数時間が経過した、窓を見ると外はすっかり夜だ。
「やべ、明日学校だから家帰って準備しないと」
俺は立ち上がる、アナライザーの件はまた明日にでも聞きに来ようと思い玄関に向かうとサニーが丁度帰ってきた。
「あれデント?どうしたの?」
「いや、明日学校じゃん?だから帰ろうかなぁ、と」
「学校?明日はないよ?」
「え?」
「学校に言われなかった?昨日学校に変質者が現れてそれの対処で休みになったんだよ?」
「いや、聞いてないな。てか変質者?」
「うん、まぁ表向きは、だけど」
「と、言うと?」
「『手足が長いくねくねした侵入者』、普通の人から見たらコスプレした変態だけどこいつは宇宙人だよ」
サニーはなぜか持っている写真を見せながら言う、その写真には手足が触手のようにくねっており背丈が二倍ある人型のようなものが写っていた。
「うわ、なんじゃこりゃ」
「最近こういった宇宙人の侵入者が多くてこっちも困ってんの」
「セキュリティガバガバすぎない?」
「そんなことないよ、でも宇宙の技術に比べて地球の技術が少し劣っていることもあってそれも原因の一つでもあるの。それに敵も進化してて前線の戦闘員も次々に居なくなってるし」
「こわ、相当やばいってことだよな?」
「うん、相当やばい」
今まで何気ない日常を過ごしているつもりだったけど知らないとこでまさかこんなことが起きてたなんてな、本当に知らないって怖いな。
「んじゃまぁもう少し待ってみる」
「てか泊まって行けば?どうせ帰っても誰もいないんでしょ?」
「え?いいの?」
「うん!デントのために食材も買って来たんだよ!ご馳走してあげるよ!」
サニーはそう言うと靴を脱ぎ綺麗にそろえてからリビングに向かう。
「....どうも」
一コマ遅れてお礼を言う、てか会ったその日の女の子に「ために」とか言われたの初めてだわ。
「...。」
まぁ俺も家に帰っても何もやることないし食うもんもないし泊めてもらうか。
そう思ってリビングに向かおうとした瞬間校長からもらったスマホがズボンのポケットで強く振動しだした。
「うおっびっくりした!?なんだよ!?」
すぐにスマホを見る、どうやら緊急の召集のようだ。
「な、呼び出し!?」
スマホを見ているとサニーが慌てて出てくる。
「デント!呼び出し呼び出し!」
「サニーも!?どういうこと!?」
「宇宙人っ!!」
サニーは俺を強く引きずる、俺とサニーは慌てて靴を履き外に出る。
「宇宙人って、攻めて来たってこと!?」
走りながら問いかける。
「そうだと思う!」
「思う!?」
「非難のお手伝いかも!とにかく行こう!」
「わかった!」
俺たちは急いで基地の方に向かうのだった。
END
どうでしたか?
感想等お待ちしております。
ではまた次章でお会いしましょう。