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01 人の心と詩文の99パーセントは無意味

 言葉に意味など無い

 人の心に価値など無いからだ


 心に価値が無いのは

 その器たる命に意味が無いからだ


 人は生まれ

 遅かれ早かれ自我を持つ

 言葉を覚えるのはそれよりも早く

 耳にする音に

 意味や価値があることを知るのは

 きっともっと早かったろう


 この世界にあるものは全て

 過去に作り出されたとされている

 自分自身が生まれる前のことはそのように捉え

 そのように教わるものだ


 今この瞬間

 自分が何かを作り上げたとしても

 他人からはそれがいつから存在しているものなのか

 判然としにくい

 そこに疑問を持ったとしても

 同じことが繰り返される内

 やがて寛容になっていく


 だがそれは倒錯とうさくではない

 欺瞞ぎまんなのだ 


 記憶や認識……

 知ることや感じることには

 多くの〝無意識〟という名のシステムが働いており

 個が個としてある為の感覚と

 生命が生命としての役割を果たすために生まれる

 感情や衝動は

 根幹からその意味も価値も違えるものであり

 その力関係はいつだってアンフェアだ


 今自分が感じている想いは

 本当に自分のものか?


 今こう問いかけている言葉は

 本当に自分のためのものなのか?


 明瞭にその境界を認識させてくれる心優しいガイドラインなど

 人という生命体には組み込まれていないだろう


 だから

 99パーセントを引いた

 ただ一言に意味を持たせられたらと願う

 


『こんな世界生まれてこなければ良かった……』 


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