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DNAの願う正常な思考

何故こうなった?自分でも訳がわからない


どういう心境の変化なのか外に出てみたのだ。非常に驚くべき事だ。木枯らしが吹いて寒い寒い、回りには顔の無い人間しか居ない、見ていて不愉快だ。


とは言っても、地理に詳しい筈は無い。東京タワーより高い電波塔が造られたとか、関連性も見当たらない東京じゃないし、テレビ見ないし。

仕方ないから、近くに居た人に道を聞いてみる。誰に聞いても多分みんな同じ、個性が無い。多数派は正義なんだって、少数派は悪なんだって、そんな考えでは顔が無くなってしまうのも当然だ、もう一度天動説を甦らせるかい?


道を訪ねようと、その人の近くに寄った瞬間、それは液体のような何かになって溶けてしまった。


多数派だ平等だと叫ぶわりには争うよね、神の下にみんな平等だ?意味がわからない。戦いが好きなのはわかったから、せめて周りに迷惑がかからないようにできないの?最低限のマナーだよ。

そんな争ってばかりいるから、溶けてしまうんだよ。


生き物はみんな進化する。その根本はDNAの自己保存だ。そんなもの、単細胞時代から変わっていない単純だ。自己を保存する為に多細胞生物へと進化していった。その結果は自ら争って自ら滅びる人間の完成だ。

もし、DNAが多細胞生物であるよりも、単細胞生物であったほうが保存できるという考えに至ったのならば、細胞どうしの結合を破壊して単細胞として生きるのだろう。人間は滅びるんだ。

とは言っても、人工爆発により土地も食料も足りなくなりつつあり、第三次世界大戦も予測されている。いきすぎてもいる。


不意に、周りの時間が止まったかのような感覚がした。ソイツだけが不敵に笑っていた

いや、それくらいの衝撃を受けた


「私は三ツ岐彩伽だ。あなたがレーでしょう?」

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