第七編
この世界に来て10日ほど経つ、そろそろこの世界に慣れてきた。
「おはようございます。ご主人様。」
「おはよう。」
そう言いながら朝ごはんを作っているにのは、少し前に買った奴隷のカマエルである。
「今日は迷宮に入るか。って装備買ってないな。」
「そうですね。」
「武器って何使うの?」
「普段は使いませんが、いつも念のため太刀を持っています。」
「なら買いに行くか」
「はい」
「その前にしたいことがあるからもうちょっと待ってて」
「はい」
俺はこの世界に来る時のボーナスポイントと言うものを思い出した。
メニューを開いてステータスを見るとボーナスポイント再設定という欄があった。
ボーナスポイント100あった。
俺はボーナス武器10とボーナスアクセサリー5とHP全開放とMP全開放を選んだ。
「これチートすぎるだろう」
そう言いながらカマエルの部屋に行った。
「準備いいぞ。買い物に行くか。」
「はい」
防具は適当に買った。
武器もそれなりの物を買った。
「準備できたしそろそろ行くか」
「はい」
迷宮に入った。
「そういえば、カマエルって迷宮初めてか?」
「いえ、何度か入ったことあります」
「そうか、なら安心だが油断はするなよ」
「はい」
「どういう戦い方するか見ててもいいか?」
「分かりました。一人でも戦える所お見せいたします」
「意気込みすぎるなよ」
「はい」
進んで行くと、敵が出てきた。
名前 リザードマン LV87
HP 2043/2043 MP30/30
この敵は体力が高いが倒せない事はないだろう。
お手並み拝見。
カマエルは素手で右手を出した。
そして、何かを唱え始めた。
「我が身に眠りし神を見る天蠍宮の大天使カマエルよ、破壊の天使達を降臨させよ」
凄い光と共に敵が消滅した。
「今のは何だ?」
「えーっと、私の身には天蠍宮の大天使カマエルが宿っていますので、その力を借りただけです」
「普通に話してるが結構凄い事だと思うぞ」
「そうですか?何か御主人様にそう言ってもらえると嬉しいです」
着々と敵を倒しながらそんな会話していた。
二人になった分効率が良くなった。
俺はLV198 カマエルはLV162になった。