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第五十六編
俺はその日夢を見た。
神と俺が会話する夢だ。
「グシオンよお疲れ様。もう終わりだ」
「何の事ですか?」
「分からなくてもその内分かる。さらばだ、グシオンよ」
その瞬間光に包まれた。
とても心地良かった。
俺は目が覚めた。
「夢かぁー。おはようカマエル」
「・・・」
「カマエル?」
慌てて辺りを見渡した。
そこは俺の居た世界だ。
そして俺の部屋だ。
俺は時計やカレンダーを見た。
日にちも時間も俺がゲームを始めた時から動いていない。
「どういう事だろう」
考えたが、諦めた。
俺は毎日あのゲームを探しまくった。
しかし何処にも存在しなかった。
誰に聞いても「知らない」と答えられた。
あれからどれだけ経ってもあの世界には行けなかった。
今まで読んで頂きありがとうございます。
新しい作品を書くためここまでにします。
ぜひ次の物語も読んでください。
宜しくお願いします。




