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第十四編
「いらっしゃい。何をお求めで?」
「ペットの家が欲しい」
「どのようなペットでしょうか?」
「ユニコーンとペガサスとドラゴンだ」
「かしこまりました。何処に家をたてますか?」
「俺の家の隣だ」
「かしこまりました。すぐに建築士を向かわせます」
「分かった。いくらだ?」
「いくつたてるのですか?」
「ユニコーンの家が3つドラゴンの家が2つペガサスの家が1つだ」
「かしこまりました。グレードはどれにいたしましょうか?」
「グレードって何だ?」
「家のランクです。良いものから順にSSS SS S AAA AA A BBB BB B があります」
「なら全部SSSで頼む」
「かしこまりました。合計28400000ゴールドです」
「結構高かったですね」
カマエルがそう言いながらくっついて来た。
「良かったのでか?全部SSSにして?」
マリはそう言って家の方向に歩き始めた。
「今日は家に帰るか」
「そうですね」
「はい」