第一編
MMORPG(Massively Multiplayer Online Role-Playing Game)誰でも知っている。何万人という人が同時にできるオンラインゲームだ。俺は今その中で面白いゲームを探している。
「ん? 何だこれ?」
そこには、「この世を捨てる者への道標」とだけ書かれた題名不明のゲームがあった。
「意味分かんねーけど、人を呼び込むための広告だろう」
そして俺はその意味も分からないゲーム始めようとしていた。
まずはキャラクターネームからだ、俺は「グシオン」と書いた。
俺がいつも色んなゲームで使う名だ。
そして次は、男か女かの選択、もちろん男だ。
次にボーナスポイントだが再設定可と書いていたので適当にしたその後設定終了と出た。
「これだけ?」
思わず口にしてしまった。と次の瞬間光に呑まれた。
気が付くと俺は藁の上で寝てた。
「ここはどこだろう?」
と思いながらあたりを見回すと扉があった。
「まぁ、出てみるか」
手を伸ばすと先に扉が開いた。
「お目覚めになられましたか」
ここの主人らしき人が入ってきた。
「あなたが助けてくださったんですか?」
「はい。いきなり上から人が降ってきたからびっくりしました。怪我などはしてませんか?」
「いえ、大丈夫です。ありがとうございます。」
と言いながらながら考え込んでると外から
「盗賊が来るぞー」
と誰か叫んだ。
俺はとっさに横に置いてあった俺の物らしき剣を取って外に出た。
村の中が一気に戦場となった。
剣を持っている俺も狙われた。
しかし、俺は剣道や弓道といった武道を一杯習っていたので難無く躱せた。
村人、盗賊共に全滅した。
仕方がなかったので、近くの村を探した。
村はすぐに見つかった。
だがそこも盗賊に襲われていた。
助けることにした。
「助けていただきありがとうございます。」
「気にするな、ただ通りすがっただけですから。」
「でも助けていただいた事に変わりありません。何かできる事があれば言ってください。」
「なら近くの街まで送ってもらえないか?」
「是非そうさせてください。」
と言って馬車に乗り込みそのまま眠りについた。