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空への憧れ

掲載日:2026/04/29

友人が死んだ。


と言っても、私の友人ではない。


私の友人の、友人だ。


突然の訃報に、涙を流す友人の肩をさすりながら、


(あぁ、この人は、当たり前に生きる事を信じている人なのだ)


と、思った。



明日も


明後日も


明々後日も……



空へ行った、見ず知らずの彼女を、心のどこかで、良かったね、と思う私の気持ちを、隣の友人は知る事はないだろう。


目を真っ赤にして、必死に涙を堪える友人は、ちゃんと最期まで生きる人なのだろう。



美しいよね。



……一生、開く予定のなかった心の扉を、開いてしまった私は、今後どうしたらいいのだろう。


吐き出し続けたら変わるのだろうか。



自分の意思とは関係なく現れる、この不思議な気持ちとは、今後、どう付き合えば良いのだろう……。


もう付き合いが始まってニヶ月余り。



そんなに悪い奴ではないと思う。



執着がない世界線も、自分を表現する身としては、良いものだ。



だが、無邪気に、「大好き大好き」と言ってくれる子供達の言葉は、フワフワとしている私の足元を視線を、スッと地面に戻してくれる。


彼女達は、何かを感じ取っているのかもしれない。



あぁ、疲れているのだな。



私は。




ずっとずっと、疲れていたのだ。




それが溢れたのだ。




多少ふらついても、仕方ないのだろう。




ゆっくりと、付き合って行こう。




休むのだ。




今は、とりあえず。




話は、それから。

新しい視点を得れた事は、表現を続ける身としては、良いものだとも思います。しんどいですが。

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