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第15話:楽しみにしすぎた4人

「おーい!はじめー!」

あ、居た!今日はみんなで海でBBQをする日。僕は一昨日楓さんと服を買いに行った時に買った服を着てきていた。それは楓さんも同じようだ。

「一くんおはよう!」

「おっはー!」

待ち合わせ場所にはもう3人いた。僕が最後だったみたいだ、一応まだ時間の5分前なんだけどな。

「みんな楽しみで寝られなかったんだって。面白いよね。」

そう言って楓さんはあの無邪気な笑顔を見せる。

「僕も寝られなかった。」

「はは、やっぱりか。」

予想通りだと言うように実はそう言う。

僕は普通に一日中勉強してたから寝れてないだけだ、とはこの中では言えない。勉強を頑張る青春は何色なのだろうか。白?黒?緑?その色が決まることは無かった。

「早く行こうぜ!」

「ちょ、ちょっと待って!」

僕は慌てて引き止める。

「どうしたんだよ?」

勢いを止められた実は不満そうな顔をしている。それでも言わなければならない。

「あのさ、ここに来る前から思ってたんだけど始発まであと30分あるよ…。」

『え?』

やっぱり3人とも知らなかったらしい。僕たちが待ち合わせしたのは午前5時。そして始発は5時30分だ。いつもは頭がいい3人だけど、意外と抜けているところもあるらしい。

「じゃあどうするか?」

「でもこの近くでできることなんて、、そういえばみんな朝ごはん食べた?」

「いや、食べてないけど。」

「私も」

「私も」

「じゃあ駅前に今でも開いてるラーメン屋あったからそこでみんなで朝ごはん食べない?」

「朝からラーメンは重い気もするけど賛成!」

「私もそれでいいと思う。」

「私もいいけど………太りそう………。」

「大丈夫だよ美奈。美奈はスタイルいいけど少しは食べないと不健康に見えちゃうよ?」

すかさず楓さんはフォローする。フォローの上手さは置いといて。

みんなでラーメンを食べ、電車に乗り、僕らは海へと向かうのだった。

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