第13話:急な連絡とお出かけの誘い
僕は今自分のベッドの上で横たわっている。そしてピコンッという音が部屋中に響きわたる 。その音を鳴らしたのは僕のスマホだった。
誰からの連絡か確かめるためスマホを手に取る。
「お母さんか朱里かな……」
確かめてみるとグループRINEだった。
「まて、グループRINEだと?」
生涯を陰キャぼっちで過ごしてきた僕には家族RINEも無いしグループRINEを作る機会も無い。じゃあ誰だ?いや、薄々気づいて来た。
『仲良し4人組』
メンバーは僕と楓さん、実、美奈だった。まぁ予想してた通りだな。いや、どうやって俺のRINEを知ったんだ?俺は家族以外とRINEなんか……いや、朱里だな。そういや楓さんと仲良くなってたしRINEを知っててもおかしくない。
「で、さっきのRINEはなんだったんだ?」
『みんなで海でBBQしようぜ!』
実がそんなRINEをしていた。それにみんなは賛成している。まぁ僕も賛成しとくか、とりあえずいいねと送っておいた。
そんなこんなで8月1日に予定が決められ、日が流れ明後日まで迫っていた。そしてまたピコンっという音が鳴った。グループRINEかと思ったら楓さんからだった。
『勝手に追加してごめんね』
と連絡が来ていた。僕は気にしてないよ、なんならみんなで遊ぶ予定立てられて嬉しい。と送った。そしたら
『明日空いてる?空いてたらちょっと明日一緒に出かけない?』
と来ていた。みんなでどこに出かけるんだろと僕は楽しみだった。
次の日、僕が待ち合わせ場所に行くと楓さんしか居なかった。