幼馴染と一緒に始まる高校生活
第一章
1 幼馴染と一緒に始まる高校生活
「おお〜ここがこれから俺が過ごす高校か〜」
俺、藤修斗はこの春から私立青山高等学校に入学した。この高校は国内有数の進学校であり誰もが憧れる高校である。そして俺はこの高校で過ごすことに胸を踊らしていた。それはなぜか、
「おはよう、修斗。高校も一緒に楽しんでいこう!」
幼馴染の七瀬光だ。光は、幼稚園からずっと一緒に過ごしてきた幼馴染である。そして家族ぐるみでも仲が良いため本当の兄妹のように育ってきた。
「おはよう、光。今日も元気だな」
光は天真爛漫でいつも明るく元気でいる女の子である。光は周りにいる人全員を明るくしその中でいつも光輝いている。そんな幼馴染がいるから俺は、いつも楽しくいられていて、光と友達であることがとても嬉しいといつも思っている。
「また修斗と同じ学校で過ごせるのとても嬉しいな。だってこれまで一緒に友達として過ごしてきていつも楽しいもん!またこれからも高校でもよろしくね」
「おう。また高校でもよろしくな光。それでさ高校のクラス一緒になれるといいよな」
「本当そうだよね。クラス一緒じゃないと私寂しいもん」
そして他愛のない話を沢山しながら歩いているといつの間にかこれから通う高校についていた。
「ここが俺らが通う高校か」
「ねえねえ。早く!クラスが貼り出している掲示板見に行こうよ!」
「分かったから手を引っ張るな。俺も行くからちょっと待って」
そしてクラスが貼り出している掲示板に辿りついた。自分の名前を探していると先に光の名前を見つけた。
「お~い光。光の名前あったよ」
「えっ本当に。私1年4組になったんだ。修斗は自分の名前見つかった?」
「まだ見つかってないよ。今探しているところ」
「なら私も一緒に探すね。2人で探すほうが早いし」
「ホントに助かる。ならさっさと探そ」
そして探している内に直ぐに見つかった。
「光!俺の名前も見つかったよ。一緒のクラスだった」
「やったー。また一緒に修斗と過ごせる」
「マジてよかった。光が一緒のクラスじゃなかったら高校生活の楽しさ半分になってたし」
「それは私も同じ。修斗と同じクラスじゃなかったのを想像しただけで楽しくなさそうだったし」
「改めて。これからも一緒のクラスでよろしくな」
「私も改めて。これからも同じクラスでよろしくね」
そして2人は一緒にクラスの方へと向かっていった。