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プロローグ
鏡くんは水溜まりにも鏡にもどこにでもいる。
影くんは悠の形の影があるならどこにでも現れる。
悠は物心着く頃から鏡くん・影くんと話ができた。
遊が一番信用できるもの達といっても過言では無い。
悠はふと鏡くん・影くんに「あなたは誰なの?」と聞いてみたことがある。
鏡くんは「鏡の世界の君さ」といい、影くんは「影の世界の君だよ」と答えた。
その時、僕はふと鏡くんと影くんが遠い存在にかんじてさびしくなっえしまったのだろう。
「鏡くん達にあって触ることは出来ないのかな。」なんて言ってしまった。
すると鏡くんたちは優しく微笑みながら「時が来る。それまで待ってて。」といった。
--あの時の僕はどういう意味がわからなかったが、意味が分かる日はそう遠くなかった。
ここまで読んでいただきありがとうございます。この作品は作者が「旧 三つの僕」があまり面白くないと思ったので、アレンジを加えた小説です。前回の物よりも細かい描写や分け方をしています。気になる方がいらっしゃれば、そちらもご覧ください。