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作者: ほにゃこ

幼い頃 美人の母はカメラを私に向けて

もっと目を開けなさいと言いました


ふるい写真の中に

意味もわからずいびつに目を見開いた私がいます


いつだったか

友人には

平安のお姫さまのような顔だねぇといわれました

誰かには こけしのようだともいわれました


それらは一応誉め言葉のようで

微妙ながら

なんとなく私を元気づけました


日本史のテキストに見つけた

どうも私にそっくりらしい

弥生時代の人間の顔の想像図は


妹達と私を大笑いさせました

ご丁寧に偏平なのっぺり顔と

説明が打ってありました


芸能人の誰それに

横顔が少し似ていると言われたこともあります

でも私にはさっぱりわかりません



わたしは鏡を眺めましたが


そこには奇妙な 部品の集合体があるばかりで


不安 傲慢 意固地 優柔 孤独

驕り 劣等感 自我 平凡

嫌悪 執着 弱

美 醜


こればかり 見えたのは


自分の顔って謎でした

ものすごく変に見えて・・・


今はもう年をくって、愛着もありますが(^-^)

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― 新着の感想 ―
[良い点] 読みやすいです。 [一言] すごく惹かれました。
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