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4『王都学園』

報奨金を受け取って、王城を出た俺はまず母が借金した相手の店に向かった。この時すでに深夜を回ってた。

ここには

「なんだ、ボウズこんな時間で?今は営業時間外だぞ」

「金を返しに来た」

「なんだって?」

「金を返しに来た」

「誰かこのガキを追い出せ。殺しても構わん」

「へへ、いいんすかお頭」

「もちろんだ。俺は気分が良かったんだなのにこんなガキのせいで台無しだ」


数分後。

「ずびばぜんでじだ」

口程にもない奴らだった。スキルに頼って、三つ持ってる事を自慢してた。父は五つ、俺は九つ持ってる。

とにかくこいつら弱すぎ。とにかく、この金貸し達は俺の前で土下座してる。

「分かったならいい。俺は金を返しに来た。」

「俺の母さんを騙して金を暴利で貸したらしいな」

俺は威圧的に続ける。

「これっていいのか?」

「申し訳ございません!私達が悪かったです!」

「俺の妹を売る話もしたそうだな?」

「すみませんでした!命だけは。命だけはどうか」

「そうだな、母さんの借用書を出せ」

「はい、ただいま」

俺は渡された借用書を確認して、火の生活魔法で燃やした。

「俺の母さんの借金はなしな」

「はい」

「ここでの商売はもうするなよ」

「わかりました」

「それとこの金庫の中身もらうぞ」

「え、それには金は入ってないですよ」

「貴族の顧客だろ」

「は、はい」

「なら逃げた方がいいぞ。俺はこれを王宮の知り合いに渡すから。それとここで金借りてるやつには借金はチャラになったと言いふらせよ。もしこの話を聞かなかったら俺はー」

縮地で彼らの首に浅く切り傷を入れる

「お前らを殺すからな」

俺はその場を去った。

「バケモンだ。。。」

「お頭。どう復讐しますか?」

「馬鹿言うな。俺ら五十人でも勝てないぞ。奴の言う通りにしてとっとと逃げるぞ」

「わかりました」

<<。。。>>


翌朝、母さんが喜んでた。お金が帰って来たみたいで、借金も間違いだったからないと言われたみたいだ。

姉達と妹は安堵してるみたい。因みに父さんは高額依頼を受けまくってたみたい。なんか、お疲れ様。


「クソ弟。お前は何もしてないじゃないか」

「そうだよ。こんなに優しく美人な姉達が売られそうになってるのに、どこほっつき歩いてたんだ」


その時、俺の先輩がうちの扉を叩いた。

「ルミアさん(母さん)はいるか?」

母さんはすぐに扉に向かった。

「はーい。なんでしょうか」

「実は。。。おたくの息子さんタカの事なんですけど。。。あいつ無謀な依頼で。。。」

最後の言葉が出ない先輩に俺が話しかけた。

「先輩、なんですか。俺が?」

「は?タカ?お前やっぱり逃げて来たんか?」

「いや、ちゃんと依頼達成したぞ」

「え?」

「ほら、金貨百枚」

俺は魔法袋から取り出す。

「な、ななななななななんだと、ってか、それ魔法袋おおおおお!?」

「後、王都学院に転入する事になったみたい」

「魔法袋はスルーかよ。それって貴族やその使用人そして大商会の子達がいくような場所じゃねえかそれにお前の世代って確か黄金の世代じゃねえか。ま、お前ならできるんだろうけど。。。頑張れよ。それと今日ぐらい酒場でみんなに奢れ」

「ハイハイ、わかりました」

先輩が家を出た後姉達が俺を見た。

「まさか、アンタ私たちのために無理してー」

俺はすぐに遮る。

「違うぞ。俺はアベリア(妹)のためにやったんだ。姉貴達はついで」

「「「なっ」」」

お母さんが俺に聞く。

「それで、どんな依頼だったの?」

「第二王女と聖女の保護。」

「それれって誘拐された。。。」

「犯人は確か騎士団を壊滅させた。。。」

姉達が俺を見つめる。

「じゃ、行って来ます!」

そう言い残して俺は学院に向かった。俺は姉たちが青ざめた顔をしてたことは知る由もなかった。


<<サイド・アマラ>>

私とラウラが助けられてから朝が来た。

昨日の誘拐犯は神様からもらったチートを使っても何もできなかった。怖かった。私たち転生性者は実はお茶会などで連絡を取り合ったりしてた。そこで毎回チートの話、一人足りない話、そして近衛騎士団長の話をする。チートは大体レアスキルと大量スキルを持ってた。魔力量も私たちは全員8までいける。なのに近衛騎士団長を倒せない。その近衛騎士団長を倒した平民は当然私たちの中でも話題になった。彼が最後の一人なのではとみんなは言う。

名前とかはここの名前を使う事になってる。剣聖の息子と宮廷魔法士の娘の二人の幼馴染みがいないことは知ってる。彼が扉から出ようとしたことも聞いた。

そこで毎回チートの話、一人足りない話、そして近衛騎士団長の話をする。チートは大体レアスキルと大量スキルを持ってた。魔力量も私たちは全員8までいける。なのに近衛騎士団長を倒せない。その近衛騎士団長を倒した平民は当然私たちの中でも話題になった。彼が最後の一人なのではとみんなは言う。しかも、その平民の名前は足りない一人転生前の愛称でもあったことが一気にこの仮説に説得力を持たせた。

私たちを助けた平民、タカがお父様を怒らせたみたいだけど、近衛騎士団長は気に入ったみたい。

結局、私たちのクラスに入る事になったみたい。なんで貴族じゃないのが貴族クラスに入るんだ。私たちのクラスはほとんど転生者。一人出来損ないて、私たちはその子は転生者じゃないと確認したし、ただが男爵の娘だった。

そう思いながら、先生が手を鳴らす。

「はい、注目。今日からみんな多分昨日の事で知ってると思うが、新しい生徒が今日このクラスに来るぞ。入って来い」

そう先生に言われて、入って来たのがあの平民だった。不覚にも顔は結構イケメンだし、もし貴族だったら人気になったかもしれないと思ってしまった。

彼が喋り出した。

「タカだ。この学院には今日から通わせてもらう事になった」

そこで、私たちのリーダー格(前世でもそうだった)の公爵家の息子、アルベルトが手を挙げた。彼は学年トップの成績を誇る。

「先生、こんな平民が私たちの授業についていけるとは思いません。はっきり言って足手まといです」

すると平民は彼に言った。

「俺が足手まとい?笑わせるな」

アルベルトが続ける。

「先生私たちはこんな下賤で闇弱な平民と学ぶことはできません」

そこで私も発言する。

「そうですわ、決闘場を使うのはいかがですか?そこで私たちとあの平民が決闘をして、実力の差を見せ付けたあげてはいかが?」

「面白そうだね。俺はそれでも構わねーぜ。ただ、あの時みたいに漏らすなよ」

あいつ。殺す。箝口令が敷かれたのに。この人をイラつかせるのは前世のアイツそっくり。

「な、なんの事かしら」

アルベルトが援護射撃する。

「私たちに勝てないから嘘をでっちあげるんだな。口論でもご所望か?そもそも、本当に誘拐犯を倒したのはお前かも怪しい。近衛騎士団長との決闘で剣以外使って買ったんだしな」

そうして、クラスのみんなが賛同して、一時限目は体育になった。


<<サイド・タカ>>


こいつら、周りがわからないからって、チートチート連呼しすぎるだろ。ま、そのおかげで大体このクラスは転生者と言うことがわかった。一人、話について行けてないのが一人いて、彼女は転生者じゃないかも知れない。

決闘場に着いたら先生が説明を始めようとした。

「一応タカにもー」

「先生私たちはこの結界のこと知ってます。ここの平民に合わせる必要はないので始めましょう」

「それでもー」

「俺もそれでいいぞ」

「ほら、平民もそう言ってますし」

「なら、決闘の規則を確認します。新入生と貴族クラスの決闘で、どちらかが完全に結界の外に出ると負けです。他に付け足すことは」

俺が助けた王女が提案した。

「平民が負けたら私たちのクラスを出て行って、普通クラスに行ってもらいましょう。それと制服も私たちが直々にデザインしてあげましょう」

「なら俺が勝ったらお前らの代表の二人に誠意を込めて謝ってもらう」

「いいでしょう。それと、『魔法と剣そしてスキルのみを使用できる』でいいですか?」

俺の暗器を封じるためのルールだろう。こいつら、俺の暗器を最大の能力だと思ってるみたいだな。多分、あの剣撃を見えずに、暗器で転んだと勘違いしてる。

「いいぜ」

そう言いた時、彼らは嗤った。

「では、双方結界に入ってください」

俺が入ってから、貴族クラス全員入って来た。

「やっぱり平民は馬鹿だな。俺たちはクラスを指定したんだから。全員対一人になるな」

「お前ら、チートでこの平民に現実を教えてやれ!」

おい、完全に口調が前世の奴だぞ公爵家。てか、フラグ。

まず、魔法が撃ち込まれた。と言っても、中級魔法<<炎弾(ファイヤショット)>>が一つに残りは初級魔法の<<火球(ファイヤーボール)>>

簡単に避けれる。火球(ファイヤーボール)は遅く、被弾すると火が燃え広がるが、避けると消える。火炎瓶の方が百倍使える。火弾(ファイヤショット)は速い。ただそれだけ。比較対象は火球(ファイヤーボール)であって、子供が投げたボールの速さといい勝負。中級でも最高難度の炎弾(フレイムショット)で実戦でやっと火魔法は使えるレベルになる。そのうえを行くと広範囲殲滅魔法の代表だ。

全てを避け切った後、俺は縮地(技能)で後衛を斬りつけた。一人、頭を落としたと思ったら、外にいた。おそらく、死ぬと外に出されるみたいだな。

後衛が壊滅した。一人はサポートに回ってたため、攻撃魔法を使った魔法士たちとは離れてた。

俺の前にあのウザイ王女がいた。彼女が炎弾(ファイヤショット)を撃ったみたいだ。

彼女も俺のことを見つめ、腰を抜かした。股間の辺りに黄色の液体が広がった。

俺は気にせず彼女の頭を飛ばした。残り三十人。

だが、前衛たちは俺囲んだ。

俺は魔法の<<氷柱(アイシクル)>>で氷の針を作って、俺を囲む前衛たちに一人一人照準を合わせた。この魔法は初級魔法では一番早く、込めた魔力量や魔法陣で形と密度が変わる。

それを前衛たちに飛ばした。

この攻撃を防いだのは四人だけだった。一人は剣聖の息子らしい。その隣にサポートに回った後衛、宮廷魔術師の娘がいた。この二人は剣聖を強化した後防御障壁と剣聖の斬りで凌いだみたい。残りは公爵家の息子と、男爵の娘がいた。公爵家の息子は近くにいた奴を引っ張って肉壁にした。男爵家の娘は運よく転んだ。

そこに剣聖の息子が前に出た。

「一騎討ちを申し出る!」

「断る。お前弱すぎ」

彼の顔が怒りに歪む。

「アイラ、強化術式を」

「了解」

「スキル<<断罪(パニッシュ)>>」

彼に<<身体強化(ストレンクス)>>が掛かった。

「一騎打ちじゃなかったんかよ」

そう言う俺に剣聖の息子が剣を振りかざした。

そこに公爵家の息子が俺の後ろから剣を突き刺そうとしてた。

さて、どうするか。避けて同士討ちは面白そうだけど、失敗したら面倒だしな。よし、決めたスキルを使おう。

「スキル<<剣舞>>」

俺は二人の攻撃を剣で当て、受け流した。そのせいでバランスを崩した二人に俺は最初に受けた衝撃を利用しつつ、回転して二人の首を切った。

後二人。

それなのに、男爵家の娘しか見えない。

彼女は小盾を怯えながらも構え、俺を見つめていた。

面倒だから<<氷柱(アイシクル)>>で彼女を狙って撃った。

だけど、<<氷柱(アイシクル)>>が彼女の前で止まった。

<<透明化(インビジブル)>>で逃げていた宮廷魔法師の娘に当たった。

俺と男爵家の娘はポカンとした。気を取り直して、剣を構えた。

すると彼女が怯えながら。

「降参します」

と言って決闘が終わった。

俺は結界の外に向かって歩いたら、恐怖の対象になったのか、みんな震えてた。ま、一人を除いて俺が全員殺したしな。

王女だけではなく、様々な貴族たちの股間にシミがて来てる。平和ボケの日本から、剣と魔法の世界で殺し合いをやらされたんだしな。しかも、自分たちは安全マージンを取って。

剣聖の息子が立ち上がり、が俺に聞いて来た。

「お前も神様にチートはもらったのか?」

「チイトってなんだ?神様は存在するのか?」

「隆史じゃないか。。。あいつはどうなったんだ?」

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