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case8 ストーカー予備軍vs誘拐未遂犯

金土は基本忙しい(´・ω・`)

「ぐわっ!」「「このっ…!」」

「ふっ、はぁっ!」


柄の悪い男が、大振りなロングソードで若者に斬りかかる。若者はそれを左手に持った金属製のロッドで軌道を反らしつつ、すり抜けざまに右手の片手剣で太ももを切り裂いた。

そこへ左から曲刀を持った男が切り払い、右から両手槍を持った男が下から突き上げる。が、若者は槍を体を反らすことによってかわし、曲刀をその左右に持ったロッドと片手剣で弾き飛ばす。


「炎の精霊よ、焔の魔神よ、汝が我の実力を認めるのならその力を与えたまへ。」


若者は飛び退き距離を取ると、魔術の詠唱を紡ぎ始める。


「『陽炎の地』『隼よ、その身を炎へと換え、我に仇なす者を射し焦がせ。火炎の矢』」

「「ぎゃーー!」」「う、腕が…俺の腕がぁ……」


すると、若者の周りを五匹の隼を模した炎が飛び回り、射ち出される。その隼は、三人が密集している所へ飛ぶとその勢いを増してゆき、三人に突き刺さる。


「中々やるじゃねえか…ヤス!ザキ!アレをやるぞ!」

「「へい、ただい…「待ちな!」姉貴…っ」」


リーダー各と思しきの男が手下を呼ぶと、切り札を切る素振りを見せる。

が、そこへ姉貴と呼ばれる者が現れ、他を控えさせると若者に名を求める。


「貴様…中々の手練れだな、名をなんと言う」

「そうだなぁ…キールとだけは名乗っておこう。そう言う君も中々美しい…」

「うるせぇ!そーゆー事を言ってんじゃねぇんだよ。手下を四人も怪我させたんだ、覚悟は出来…」


若者はその問いに通り名だけを名乗り、軽口を叩くと…姉貴はそれに激情する。すると…


──おいお前ら!何をやっている!? ハイドラ国兵団だ、道を空けろ!──

「ちぃっ、奴等が来やがった…お前らずらかるぞ!」

「……」

「済まないが…一度拘束させて頂く。事情聴取等もあるのでな」


そこへハイドラ国兵団が騒ぎを聞き付け、駆け付けて来る。すると姉貴と呼ばれる者が周りに声を掛け、一斉に散って行く。最初は5人程だった集団が、今では20人近くまで増えていた。

若者は散って行く集団を横目に見ながら、静かに佇んでいると兵士に話し掛けられる。正当防衛だと確信を持っているのか、若者は抵抗せず拘束される。

そうしてこの場に収拾が付き、騒ぎは終息に向かっていった。

まともなバトルシーンかな?

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