3/3
何処ですか
「知らない天井だ。」
とりあえず言ってみたいセリフシリーズを言いながら忍はふと思った。
(ここはどこだ?)
コンコン
ふいにドアをノックする音が聞こえた
「忍様。起きていらっしゃいますでしょうか?」
「はい。今起きました。」
「では失礼します。」
ガチャ。ドアが開くと同時な現れたのは、金髪碧眼でポニーテールのメイドさんだった。
「忍様。身体の調子はどうでしょうか?」
「特に異常はないですね。ところでここは天国のメイド喫茶ですか?」
「? それが何かわかりかねますが、ここはシンガ城の客室でございます。」
「シンガ城ってどこですか?」
「それに関してはお嬢様が説明されるとのことでしたので、ついてきてもらってもよろしいですか?」