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短編

降誕祭

作者: RK

 救世主の降誕を祝おうではないか。


 常緑樹の下に贈り物を置き、祈りを捧ぐ。


 そして我らは聖なる夜を過ごす。


 肉を貪り、獣欲に身を堕とす。


 救世主の降誕を祝うその素晴らしき日に。


 欲望に身を落とし、彼らは肉欲を貪り尽くす。


 アダムはその身に快楽を。


 イヴはその心に虚栄を。


 愛ある営みはなく、そこには互いの利益のみ。


 聖なる夜は、性なる夜へと貶められる。


 その行為に愛はあるのか?


 流れに流されただけの営みではないのか?


 体を捧げ、満たされたものは見栄だけではないのか。


 救世主の降誕を祝おうではないか。


 救いを祈って、祝おうではないか。


 伴侶ではないものとの交わいの咎を背に。


 聖夜に祈りを捧げよう。

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