降誕祭
救世主の降誕を祝おうではないか。
常緑樹の下に贈り物を置き、祈りを捧ぐ。
そして我らは聖なる夜を過ごす。
肉を貪り、獣欲に身を堕とす。
救世主の降誕を祝うその素晴らしき日に。
欲望に身を落とし、彼らは肉欲を貪り尽くす。
アダムはその身に快楽を。
イヴはその心に虚栄を。
愛ある営みはなく、そこには互いの利益のみ。
聖なる夜は、性なる夜へと貶められる。
その行為に愛はあるのか?
流れに流されただけの営みではないのか?
体を捧げ、満たされたものは見栄だけではないのか。
救世主の降誕を祝おうではないか。
救いを祈って、祝おうではないか。
伴侶ではないものとの交わいの咎を背に。
聖夜に祈りを捧げよう。