髪を抜く癖に苦しむ人へ
抜毛癖、抜毛症(体毛を抜く癖のこと)
周りにさげすまされて、親にも理解されずに自分だけの異常さに悩んだ日々。
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抜毛癖
◆1歳時~成人まで見られる(若年であるほど治りやすい)
◆ストレス解消目的で行われる
◆家族内での愛情不足による発生が多い
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私の家はいわゆるメンツの仕事の家庭に育った。
食い口を稼ぐ決め手は親の
今思えば最初に異変がおこったのは小学校三年生のころ。
女子生徒も、男子生徒もグループに入って休み時間を楽しんでいた。
その中でも私はクラスでも仲が良い友達もいず、一人で過ごすことが多かった。
私は休み時間にストレスを抱えていたと思う、たった10分が孤独が嫌だった。
正確に言えば孤独というより浮いていて、まわりが楽しそうにしているこのギャップとでもいえばいいのかずれた自分が嫌だった。
一人でいること自体は意外と嫌ではないが、周りは気になる。
ぜったいいるんだよなぁ…。ハミダシ子、友達いないさみしい奴、とかいってあざ笑うやつが。(-_-#)
《友達がいる=エライ》という方程式は私は存在しないと思うのだが、世の中にはそういうものなのか?
友達はステータスなのか?、といった具合に周りを軽蔑するように後々私がひねくれていくのは言うまでもない…。
このころ昼休みには先生がクラス中を誘ってけいどろをする。楽しみといえばそれくらいだった。
逆に言えば先生がいたからこの頃はこれぐらいですんだのかな?
私は休み時間にストレスを感じていた、感じる体の部位は『頭』である。
髪はまだ抜いてない、私は頭をかきむしってフケを机に落としていた。
あまりにも思いっきりかきむしっているものだから不審に思われた。
かきむしってフケが落ちるとすっきりしたし、頭にまとわりついたストレスも落とせる気がした。
小学校4年生になり、昼休みの楽しみも担任がかかわることでなくなった。
もっぱら休み時間は図書室で好きでもない読書をして時間をつぶした。
(そんな時間のつぶし方を中学三年まで続ける。)
小学校五年生の事、