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ツクヨミセキュリティ  作者: satomi


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50/55

第50話


「今のは絶対に『お姉様』って言ったのよ!」

 乳児がそんなに長い文字を発音しません。あ~とかだ~とか言ってるのに、社長にはいったいどういうように聞こえているのでしょう?しかも正式には『伯母様』だし。

 

 春になって高校3年生です。クラス替えもなく、大神君とは同じクラスで隣のクラスにレオンちゃんがいます。

 本日は、この間産まれたばかりの桧山さんのお宅にツクヨミセキュリティのメンバー総動員でお邪魔しています。

 家広っ、メンバー多いのに全然平気。

「おねえちゃんが出産祝いにってくれた家。すごく快適よ。ありがとう!」

 美月さんが社長にくっ付く。本当にシスコンなんだ……。

「桧山もいるんだから、私にくっつくのもほどほどにしなさい」

「はーい…」

 不承不承という感じで社長から離れた。

「社長には非常に感謝しております。このように立派な家を……」

「いいのよ~。出産祝いだもの」

 恐ろしくて妊娠もできない感じがする。

「ほら、土地を含めた権利書の名前はぜーんぶ桧山の名前になってるからね。あ、これ渡しておかなきゃね、はい」

 不動産価値が恐ろしくて計算したくない……。


「レオンちゃん?作ってくれたソフト有難いのよ~?本当に夜泣きしなくって助かってるの。その分元気にアイランドキッチンで餃子を作れたから、皆で食べましょう!」

 それって、ニンニク入れ放題?

「美月……、うちのメンバーにヴァンパイアがいるのよ」

「リヒト=ヴァンと申します。初めまして。日光はなんとか克服したのですが、ニンニクはどうも…」

「あらあら大変。結構な人数だけど、引っ越し蕎麦にしましょうか?この辺に家まで運んでくれる蕎麦屋さんあるかなぁ?」

「確か、ヒガシ蕎麦が出前できる」

「大神君はよく知ってるわねぇ」

「部活の帰りに買い食いを少々……」

「あ、彼は一応フェンリルよ?」

「おねえちゃんの会社は異種族がいっぱいって聞いてたけど、本当にいっぱいなんだね」

「桧山は神父。聖ちゃんは巫女。ネロは魔王。アウラは精霊王。ミシェルは天使。レオンちゃんは獅子王。ルチアーノはエルフ。こんな感じ?」

 改めて聞くと、メンバーすごいな……。


「おねえちゃん、ネロさんとか強そうだけど、どうしておねえちゃんの部下なの?」

「簡単よ。私の方が強いからよ」

 簡単に言ってるけど、RPGだったら‘勇者’です……。


「ところで、この子は男の子?女の子?」

 それは最初に聞くところです。

「可愛い女の子よ。この子は日が差してる時に産まれたから、名前は‘ヒナタ’よ」

「ヒナタちゃん、よろしくね。お姉様よ?」

 伯母様ですよ!

 桧山さんが「嫁に出したくない~」とか言ったのかなぁ?口に出さないでおこう。平和のために。



社長は『お姉さま』なんですね。まぁ、オバサンて言われたくない気持ちはわかりますけど…。お姉様はやりすぎかと。

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― 新着の感想 ―
今回は、出産祝いでツクヨミセキュリティ全社員で、桧山邸に来ているんだね!社長のプレゼントだから豪邸かな。美月さんは、初対面の人も居るのかな。多種族が多い、しかも最上位クラスが姉の部下。誰もが抱く疑問だ…
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