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ツクヨミセキュリティ  作者: satomi


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第44話


 ネロさんの報告で社長の場所を狙った魔族は魔力の多いヒトだという事がわかりました。


 とりあえずはネイルサロンに集中という事で。

「あら、いらっしゃい」

「初めましてアウラさん。私もアウラさんとお揃いのネイルにして下さい!」

 と、私は演技をしたというのに当のアウラさんがあっさりと魔法を解いちゃってすぐに施術が終わってしまいました。

「ありがとうございました」

「巫女服可愛いわね~。私も巫女服にしようかなぁ?」

「アウラさんは、そのままで十分素敵ですよ!」


 こんな普通のやりとりだというのに、友人は「アヤシイ…。聖だけ施術時間が短くなかった?」

「私は爪が小さいんだよ」

 恐ろしい。レオンちゃんは私みたいな言い訳が出来ない。大神君は嘘も吐くの下手だし。

 ここは友人とさっさと立ち去ろう!

「帰ろうよ?なんか危ない気配するし」

「何言ってるの?そこにリヒト様がいるのよ?握手が出来ないにしても、見ているだけで眼福よ!そこらの女は皆そうよ」

 施術後の女性は皆帰らずに残っている。危ないから帰った方がいいのに…。


 ああ、大神君の番だよ。見ているコッチの胃が痛い。

「あら、男の方もネイルをするんですね」

「麗しいお姉様に施術していただけるのなら、どこへなりとも」

 歯の浮くようなセリフはどこで覚えたんだ?

「本当にどこにでも来るのかしら?私の持ってる島で施術しましょう」

「え~?あそこは暑いからヤダよ~」

 やらかした!なんで暑いこと知ってるの?ってなるじゃんかー?

「冗談よ。アウラ、施術してあげて」

「イエスマム」

 こういうやりとり、並んでる人は慣れてないよね?

「アウラさんって最上様の部下なの?」

「俺は二人は親友って思ってた」

 はぁ、やっぱりねぇ。

 ツクヨミセキュリティは社長とその仲間たちという感じだよ。仲間というか、部下というか。


「あ、望月さんもツクヨミセキュリティが好きなんだ!なーんか施術時間が短い感じなんだよね。聖みたいに爪が小さいってわけでもないしさぁ。どちらかというと、伸ばしてる?」

 うーん、敵が近くにいるのかなぁ?レオンちゃんも殺気立ってるの?爪立ててるの?レオンちゃんの爪は出し入れ自由。


「レオンちゃーん‼大丈夫?」

「ちょっと人酔い…」

「するよねぇ。施術終わっても帰らないんだって。リヒトさんとルチアーノさん見たさかな?今日で他のメンバーのファンも増えるんじゃないかな?」


 桧山さんは既婚者だからダメです。

 いつもはしてないのに、今日はここぞとばかりに婚約指輪をしてますね。美月さんの入れ知恵でしょうか?入れ知恵というかヤキモチ?独占欲?可愛い奥様です。



女子高生って大変だなぁ。

握手できなくても生で見られるだけで幸せファンが残ってるんだね。ツクヨミセキュリティのメンバーも大変だねぇ。美しいって罪ってやつ?いや、かわりに護衛してるわけだから、彼らだって苦労人だよね~。

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― 新着の感想 ―
臨時で開業した、ネイルサロン。施術が終わった女子校生も、リヒトさん、ルチアーノさんを見る為だけに残ってしまってるんだね。ツクヨミセキュリティ側は、謎の魔力の高いヒト族に狙われている状態だから。お客様が…
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