第38話
「社長、最近このようなものが出回っているようです。学校で男子生徒が持ってるのを見ました。それで、大神君とちょっと買ってきました」
隠し撮りをしたと思われる社長の写真をコラージュして、文房具にしている…。文房具じゃないものも売ってたけど。
「へぇ、この下敷きでいくらだったの?」
「「500円」」
ちょっと高めに設定してるのかなぁ?
「誰かに見られてるとは思ったんだけど、こんな使い方をされているとはねぇ。500円でも100人が買えば、5万円。原価率とか考えれば、いい商売よね?私の肖像権を無視してくれちゃって。しかもこのコラージュ?余計にプロポーションが悪くなってるじゃないの!やるならいいプロポーションにしなさいよ!」
怒るとこそこなんだ…。
「でもまぁ、ショーバイのポイントを教えてもらったわ。非公式じゃなく、‘ツクヨミセキュリティ’公式の最上社長のグッズ販売をするわよ!ネット注文も受けようかしら?そうそう、アウラにお願いしようかしら?」
そんなわけで、社長のグラビア撮影みたいなものを南国で決行!水着姿を撮影したかったのかな?CGで出来るのに、本場に拘るのか…。大神君もレオンちゃんも「「暑い~‼」」って言ってたし、亜空間に行ける方はそちらに避難してたなぁ。と言っても、撮影班はプロを雇用してるからだけど。私達が社長について南国に行く意味あったのかなぁ?
「私ってほら、世界的に敵が多いから、ボディーガード的にいてくれないと困るのよ~」
という事だった。社長より強い方っていらっしゃるの?先日の警備会社の社長トーナメントだってぶっちぎりで優勝だったみたいだし。
ていうか、社長の水着…ひも。これはいいのかな?うーん。
「社長、露出が高すぎて文房具として持ち歩けませんよ?」
「そういえばそうね。この水着ならどうかしら?」
見せられた水着は、ワンピースながらもホルターネックでウエストのところが開いています。ワンピースにする意義はどこに行ったんでしょう?ウエストに穴が開いてたら、着る時に絶対に間違って足を突っ込んでしまうやつですね。
「それなら大丈夫です!」
社長の悩殺ポーズを何枚も撮り、私達は帰国しました。
「あの島は私の個人的な島だから、帰国って言うのかなぁ?」
とか社長は言っていました。
そっかぁ、お父様と縁を切った感じだから、島もジェット機も個人の資産なんだ。
それからというもの、‘ツクヨミセキュリティ’公式グッズとして社長の悩殺ポーズ下敷きなどのグッズが販売されることとなりました。ネットでの販売もしました。
正直なところ全国で‘ツクヨミセキュリティ’の名前が売れているとは思っていなかったので、今回の社長のグッズの売れ行きには驚きました。ネットで完売とか。
こっちのグッズにはツクヨミセキュリティofficialとしっかり明記してあります。
社長、大サービスですね。対価を支払ってもらう気でいますけど。やっぱそういう商売ってありますよねぇ。アイドルとか。




