第35話
筋肉を落とすには、ダラダラしてもダメだよね。脂肪に置き換わっちゃう。
「あら、無駄な脂肪ならアウラがなんとかできるみたいだし、私はダラダラ過ごそうかしら?」
社長業はどうするのでしょう?
一応の副社長である、リヒトさんがするんでしょうか?っていうか、普段は社長は何をしていたんでしょう?学校に行っていたのでわかりません!
「仕事がない時は、太らないようにジムで運動とか?」
「社長!それです!ジムで運動するから太らないんですよ。あと、いつも履いてるヒールですけど。あれはつま先立ちをし続けているような感じでふくらはぎが頑張っています!」
「そ、そう?聖ちゃんが言うなら…」
「太りたいなら3食お餅を食べるとか?」
「餅はあんまり好きじゃないのよ」
ダラダラする方法、改めて言われると困りますね。
「コタツに入って、昔のドラマを見まくるとか?懐かしいドラマとか…」
「あ、楽しそう!」
大神君はそのままでいいんです。っていうか一段階大きい制服買わないとですよ?お金かかりますね…。
「あ、タンパク質の摂取は控えた方がいいみたいですよ!」
「俺はそれムリ…」
だから大神君に要求していませんよ!大神君は思いっきり肉食だもんね。
「社長…筋肉がどうとかじゃなくて、元の体形になるような魔法をアウラさんにかけてもらえばいいのでは?」
「聖ちゃん!頭いいわね!」
社長、脳筋になっていたんですか?
「アウラ~、お願い~」
アウラさんの魔法であっという間に社長は元のプロポーションになりました。というよりも、筋肉が多少あっても気にするほどじゃなかったんですけど。
「さ、ガンガン働くわよ~!依頼は?」
「この国の政治家が頭痛とか眩暈とか訴えてます」
「依頼料払える奴だけ受け付けるわよ。あとは内科でも受診してよ~。これってネロの元・部下がまた暴れてるの?」
「俺はわかりません。一応調査してみますね」
社長のお怒りに触れるのは嫌だし?
調査の結果はそこそこ元・部下が暴れていたようです。放っておいたようだけど。
「賢明ね。そこでネロが制裁下しちゃったんじゃあ、私は一文も得にはならないもの」
なるほど。
「依頼料の振り込みを確認し次第、面会と制裁でもしましょうか?」
余裕だなぁ。もう2回目?3回目?
レオンちゃんに以前もあったということを伝えた。
「早くやっつけたらいいんじゃない?」
とクールな言葉が聞こえたけど、社長は
「若いわね~。それだと、給料が払えないわよ?利益を得るためには待つことも重要なのよ」
と説いていました。
無垢な若者にイケナイことを教える大人って感じ。給料払えないとかは結構切実。




