第34話
社長の家は志和神社と学校の間くらいにあります。社長命令で、私は登校する時に大神君を起こして連れて行くという事になりました。
「聖~、なんだかんだと大神君と付き合ってるの?一緒に登校するなんて!超LOVE×2じゃんか~」
「そんなんじゃないよ~(社長命令とは言えない……)」
「隣のクラスの望月さんとも仲いいしさぁ。望月さんって隣のクラスでも親しくしてる人いないんだよ?」
「そうなの?(ネコ科って難しいなぁ)レオンちゃんはただ可愛いけどなぁ」
「可愛いけど、付き合い悪いって」
「「ねぇ?」」
女子高生怖い。これは気付くとグループチャットに独りぼっちになってるやつ?
「最近は聖も付き合い悪いじゃん」
「バイトがなんか忙しくってさぁ。ヒト足りてないのかなぁ?」
「志和、ちょっといいか?」
「大神君、学校でツクヨミセキュリティの話はなしだよ!」
「最近仕事多くて、俺ら筋肉ついてないか?」
言われてみれば、大神君がひと回り大きくなってるような気がする。
「制服が小さい感じするんだよなぁ。ワンサイズ大きい制服を買うか考え中」
「大神君て自分の大きさ調整出来るんじゃないの?」
「あ」
忘れてたの?逆にすごいよ…。
「聖~、大神君と内緒の話?」
「あ、なんか筋肉ついた気がするとか言われたけど、私に言われてもねぇ?」
「わかる~。確かに大神君なんか逞しくなった気がする!」
これは大きさを調整するんじゃなくて制服を大きくすべきなの?お金かかるよ~‼
「あ、レオンちゃん!」
「イヌコロの匂いがする」
「大神君?隣のクラスだもん、仕方ないよ。どうしたの?」
「教室は居心地悪いから廊下に出てきた」
あー、クラスに親しい友達いないってやつか。
「レオンちゃんの家は社長の家から遠くなったりしてない?」
「逆に近くなって有難い」
「レオンちゃんは体に筋肉ついたりしてない?可愛いのに体がムキムキなのはなんか嫌な感じ」
「んー、ちょっと筋肉で締まったかな?」
私もそんな感じだからいっかぁ。筋肉で太ったのは大神君くらいか。
と思ったのに……。会社に行くと、水着に身を包む社長がいました。水着っていうか、紐?
「何てことなの?私の完璧プロポーションに無駄な筋肉がついてる?」
無駄な筋肉って何?無駄な脂肪はよく耳にするけど。
「大神君も筋肉太りしてましたよ。制服を大きくしないとダメかなぁとか言ってました」
「男性と女性は違うのよ!ああ、最近働き過ぎたのかしら?収入にならないのに」
「アウラ!この無駄な筋肉を何とかしてよ!」
「無駄な脂肪は何とかできるんですけど無駄な筋肉はちょっと……」
ですよねー。
無駄な筋肉って何?プロポーションの邪魔になる感じの筋肉?筋肉に罪はないと思う。




