第28話
魔力をたどる方に社長と残りのメンバーがつきました。というのも、うさちゃんを再びテイムするには社長が欠かせない存在であることは確かで、その社長をガードするメンバーという事で残りの面々が揃いました。
「全くうさちゃんは手がかかるわねぇ。志和神社じゃなくて私の手元にいてもらった方が良かったかしら?」
この事については全会一致で社長の手元を離れた方がいい。という事になりました。
うちの神社、なんか不満があったのかなぁ?
「あ、あの子!ヒトに化けてるけどうさちゃんの一部よ!」
流石社長。すぐに発見。その子から芋づる式に他の子たちも集合しました。そして一体になりヒト形態。日本語での会話をしました。
「自分がいるせいで迷惑をかけてしまったので、出て行こうと……」
「バカねぇ。アンタみたいな珍獣、コレクターにつかまるのがオチよ。おとなしく志和神社にいなさいよ。あの神社には精霊王が3重に結界を張ってるから余程の攻撃じゃないと通用しないわ。それに、うさちゃんの体にあったGPSは中東にお返ししたわ。今頃ちょっとした騒ぎになってるんじゃないかしら?ホホホ!」
ちょっとした騒ぎ、王族が狙われたと結構な騒ぎです。何しろ王宮の屋根にGPSがついていたことが判明。そのGPSを狙っての狙撃だと分かったので、王族はどういう事か結構な騒ぎになっていたそうです。
社長からスマホの方にうさちゃんは捕獲したから会社の方に戻ってくるようにと連絡があり、私達も合流しました。
うさちゃんに怪我とか何もなく安心です。
二人(?)仲良く志和神社に帰ることにしました。神社の皆も心配しています。
「うさちゃ~ん!無事でよかった~!うさちゃんてば急にいなくなるから心配したよ。無事に帰ってきてよかった」
「あの……自分はココにいてもいいんですか?」
「何をいまさら?ココはうさちゃんの家だろう?」
うさちゃんが喜んで私に抱きついてきました。父は複雑です。男だったら引っ剥がしたいところだけど、うさちゃんの性別はよくわからないし。
「うさちゃんは何を食べるのかわからないけど、とりあえずいろいろ作ってみたの!」
母よ…。私の誕生日よりも張り切ってない?和洋中取り揃えてます!ってバイキングみたいに色々あるよ?
光を浴びていれば生きていける事はわかるけど、皆で食事ができないかな?好きなものはなんだろう?ってここの人は思ってるよ。うさちゃんを受け入れてるんだよ。だからもう家出なんかしないでね。
うさちゃんは神社のみんなに愛されています。




