第27話
うさちゃんは日本語も話せて中性的なのでヒト形態の時は一応巫女服ですが(性別不明だし)、うちの家族にもよく懐いて可愛がっています。エサ代もかからなくていいので、家族も可愛がり放題可愛がっています。
志和神社の人気者みたいに参拝客様にも可愛がっていただいています。
ヒト形態の時には、性別について議論がされているようです。
「そんな感じですよ?うちでのうさちゃん」
「そうねぇ、中東から来たらうさちゃんが狙われるかもしれないから気を付けないといけないわね。アウラいる?志和神社に3重で結界でも張っておいて、どんな攻撃にも耐えられるようなやつをお願い」
「了解しました」
この二人は面倒になったのか報酬の要求とかしなくなりました。いちいち言わなくても…。ってやつでしょうか?
面倒なことにうさちゃんに向かって中東の方から攻撃がきたみたいです。……アウラさんの結界で攻撃が無効化されたけど。
「全く、面倒な事するわよねぇ。どうせうさちゃんの体の中にGPSかなんかつけてるんでしょ?アウラ、それ取ってあげて。そのGPSをそのまま中東の国のお偉いさんにお返ししましょうよ」
それって……
中東の方がうさちゃんに向けて放ったミサイルなど悉く、中東のお偉いさんの元へ。火消しが大変でしょうね。‘ツクヨミセキュリティ’の仕業だけど、うさちゃんを狙ったというのがおかしいし、どう言い訳するのか?
「中東の方の宗教って厳しくてさぁ、変なミスって罰則がきついのよね。今回のってそうなんじゃない?自業自得よね」
ネイルケアをしながら社長は言うけど、結構なことじゃないかなぁと思います。何にせよ、うちが無事でよかった。
うさちゃんが自責の念にかられて家出をしちゃいました。社長に相談したら大捜索!
「うさちゃんは元は中東の伝説の生き物よ?その辺をうろうろしていいってわけじゃないのよ!大神君、うさちゃんの匂いで追うわよ!」
「そうは言っても、匂いが多過ぎて俺にも限界が…」
「はぁ、使えないわね……」
大神君がなんだか落ち込んでいます。
「アウラ、うさちゃんの魔力を追うわよ!頼んだわよ!」
「社長、大変です。うさちゃんが数匹に分かれて家出しています!」
「はぁ、これが嫌だったのよ……」
「魔力をたどる班とうさちゃんの匂いをたどる班に分かれて追うわよ!」
私は大神君と一緒に匂いをたどっています。
「確かに匂いをたどるのは他のヒトよりは得意だけど、でもさぁ街中他の匂いもいっぱいだろう?その中で一つの匂いって訓練しないとできないんじゃないかと俺は思うんだ」
そうよね。
確かに私でも匂いがいろいろあるのがわかる。
「せめて、うさちゃんから美味しそうな匂いがしてるといいんだけど……」
やめてあげて!うさちゃんが怯えちゃう!
ちなみに大神君と一緒にいるのは、私と大神君とリヒトさんとネロさん。
「うさちゃん特有の亜空間とかないですよね?」
「「あったらとっくにそっちに逃げてるだろう?」」
リヒトさんとネロさんに言われてしまった。
うさちゃんは傷つきやすいの。きっと寂しすぎて死んじゃう!早く見つけてあげてよ~‼




