第23話
社長の言いつけの通りにアウラさんが魔法で、私が占いで警備が必要なところを探しあてた。
筆談で打ち合わせをしていたので、男性陣には黙っていてもらいます。ボロを出しそうなのは……大神君。
「アウラさん、わかります?ピンポイントだし」
「腐っても私は精霊王なのよ?」
そうだった。彼女に出来ないことはない!…と思う。あ、あった。社長に勝つのが出来ないことかな?
「私の占いでもでましたよ!答え合わせしましょうよ。せーのっ!」
「「国会議事堂‼」」
さて、そこまでやったところで、アウラさんにはさも今発見したかのように盗聴器を壊してもらいましょう。
社長はミトさんが来た時点で仕掛けられると思ったらしい。
「あらあら、こんなところに機械が。これ何?」
「大変!盗聴器じゃないですか?壊しちゃいましょうよ。社長にバレたら怒られますよ!」
こんな感じで盗聴器を壊した。
「ふぅ、すっきりした。本当の答え合わせね?私は首相官邸なんだけど?」
「私も首相官邸です!」
これは間違いないでしょう。
「あの……アウラさんは精霊王様なんですか?」
「そうよ?」
「ああ、お会いするだけでも烏滸がましい!会話をするなんて!他のエルフの連中が羨ましがるだろうな」
ああ、そうか。エルフは森と生きる種族だもんね。精霊大好き種族か。
「そういえばルチアーノさんの武器は何ですか?」
「私はエルフですから、弓しか能がないですよ」
弓でもできればすごいよ。
「それじゃあ、みんなで首相官邸まで行きましょうか!」
私、桧山さん、大神君、ミシェルさん、レオンちゃん、ルチアーノさんの6人は地下鉄などを乗り継いで首相官邸まで。
リヒトさん、ネロさん、アウラさんは亜空間を経由して私達と合流。
「なぁ?俺ら9人が相手にするような相手が来るのか?」
確かに、ネロさん一人でも一つの県くらいは制圧できそう。
意外な方々がやって来た。
「マジであれが魔王の行く末?笑えるんだけど?」
ネロさんの元・部下さんのようです。
「ここに社長がいたら、管理不行き届きで俺までシバかれるところだ…」
「魔王が聞いて呆れる。今や完全にヒトの配下。あり得なくねぇ?」
そういうと続々と亜空間から現れました。
「今社長がココにいたらと思うと寿命が縮まる思いがする」
「とりあえず元・部下の方々全員をしばき倒しましょう。そして首相に報酬を要求しましょう」
後者の比率が高いな……と思うのです。
ネロさんの武器は鞭です。
「死にたい奴はかかってこい!」
「命は大事にしなくてはなりませんよ?」
そう言いながらも桧山さんが聖書を読むと文言が魔族にテキメンに効くようで。
「来世は善き行いをなさってください」
「俺は耳塞いでたけど、言ってることとやってることが矛盾してないか?」
「いいえ、来世に期待しているので悪戯に命を奪っているのではありません」
「そんじゃ何か?俺でも来世に期待してるぜ」って攻撃すれば問題なしか?
「まぁそうですね。悪戯に攻撃するよりはいいでしょう」
この二人で半分くらいの相手がいなくなりました。
ルチアーノさんは後方から矢による攻撃です。アウラさんが矢に聖なる魔法を纏わせているので魔族に効果てきめんです。間違ってもネロさんに当てないで下さい。
私の御札も魔族に効果があるようで、なんだか苦しんでいますが、レオンちゃんと大神君が苦しんでいる魔族が苦しまないようにとどめを刺しています。レオンちゃんは爪。大神君は牙と爪。
忘れていました。ミシェルさんは天使様です。堕天使になっちゃったけど。上空から戦況を見て、聖なる光を魔族に与えていました。
桧山さんはその姿に感涙していました。
このようにしていると大方片付きました。
ツクヨミセキュリティは社長以外も強いメンバーが揃ってますよねー。




