第2話
普段は皆さんどこにいるのでしょう?
私は家に帰って通いですけど…。
「私はここに住んでるのよ。ここは私の城よ?」はい、社長です。
「亜空間に自分の城を持っている」それは中世のお城?ちょっと見てみたいです。あ、これはリヒトさんです。他にも亜空間に自分の家というのは、ネロさんとアウラさんですね。
「私は自宅に帰ります。社長から給料をいただいているのですから、その金額に見合った自宅で食事をしてます」と言うのは、桧山さん。
「大神君は?」
「社長に肉を給料として毎日もらってるから事務所で生活してる」
なんてことでしょう?男子高校生が美女と一つ屋根の下で二人暮らし!というか同棲?
「聖ちゃん?同棲とか考えないでね?大神君にエサをあげてる感じだから」
社長はどこまでいっても社長なのだと思う。
社長が手をパンパンと叩いた。こっちに集中しろ!の合図だ。
かつて、この合図を無視した強者がいた…。ネロさんとアウラさんがどちらが年上かで口喧嘩をしていた。社長がキレて、二人に制裁を……。恐ろしい。社長の鉄扇が二人にクリーンヒット!血まみれの魔王と精霊王……。
それからというもの、誰一人としてこの合図を聞き逃すことはなくなった。
「依頼よ。厄介なのよ。向こうからの要望は女性がいい。ってそうなると、私と聖ちゃんとアウラさんしかいないじゃない?平日に警護してほしいって希望だから聖ちゃんは学校があるし、できないでしょ?そうすると、私とアウラさんで警護ってことになるんだけど……」
「警護対象は?」
気になりますよね?自分が警護する人間だし。人間よね?
「政治力のある、脂ののったオヤジよ……。大金積まれてなければこの依頼受けたくないわよ。他社でもいいでしょ?なんでうちなんだか……」
「社長目当てなのでは?その他はメディアに登場することはないですけど、社長はメディアにも取り上げられますし」
プロポーションとか、女王様っぽいところとか?普段からピンヒール履いてるし。
その政治家のオヤジも社長に踏まれたい願望があるのでは?って勘ぐっちゃうのが女子高生たる所以なのです。
「仕方ないわね……。私が担当しましょうか。脂ギッシュなオヤジって嫌なのよね。絶対に加齢臭するわよ。そして口臭とか?」
うわー、私が担当じゃなくて良かった。女子高生万歳!
「俺だったら死んでしまう……」
大神君は嗅覚が優れてるから本当に死にそうになるだろうなぁ。大神君も学校があるから担当にはならないよ。
「…聖ちゃん。女子高生万歳とか思った?」
社長は心が読めるんだろうか?怖い。
「そうですね。今回の警護対象は担当したくないので思いました」
「警護ってどこまで警護するんですか?SPがついてるでしょ?」
アウラさんの意見も尤も。
「なんか最近耳鳴りとか偏頭痛とかするらしいわよ。内科を受診しろっていうのよ!安易に他種族のせいにするのがオヤジの特徴かしら?」
「「「「「「そうですよね~」」」」」」
チョットそういうのは嫌かも。大金で動くんだ…。




