第14話
「ついに‘ツクヨミセキュリティ’が世界進出よ!なんか中東のボンボンが依頼してきたのよ~。依頼内容は直接会って話すって。リヒト・ネロ・アウラ・ミシェルは現地集合ね。異次元空間に自分の家があるんだし、そこから来てね~。残りのメンバーは、私のプラベートジェットで行きましょうか」
社長はどこまでもお金持ちだと思う。多分というか絶対にクレジットカードはブラック。
社長のプライベートジェットで行くことになったのは、私と桧山さんと大神君。私はパスポートの期限は大丈夫かなぁ?などと実に庶民的なことを考え中。
上には上がいるもので、大神君に「パスポートってなんだ?」と聞かれた時はどうしようかと思った。
「ああ、大神君は腐っても狼王だもんねー。パスポートなんか持ってないよね。戸籍もないし。ま、私が何とかするわよ」
社長の発言がコワイ。正規のルートで大神君のパスポートが手に入るんだろうか?
何時間もかけて中東に着きました。
じりじりとした感じで太陽の光が刺さるみたいな感じです。
そんな中で、社長に「ダメじゃないの聖ちゃんは!若いうちからきちんと日焼け止めを塗っておかないと!」と怒られました。注意をされた?
この太陽に日焼け止めは勝てるんだろうか?社長は日傘まで差しているけど?
「oh!ミス最上!お噂はかねがね。お会いしたかった。早速だけど、ビジネスの話をしよう」
日本語上手だなぁ。
「あら、私はアラビア語でも構いませんよ?」
二人はわけの分からない会話を始めたので、建物の中から外の景色を見ていた。
「砂だね・・・」
「うん、砂だよね」
「さっ、帰るわよ。皆の衆。依頼内容を聞いて驚いたわ。砂漠を緑化したいって話だった。でもさぁ、この砂漠って最近できたものじゃないし、昔からあったものでしょ?報酬の油田っていうのはオイシイ話だったんだけどさあ。昔からある砂漠を緑化したら絶対に他に歪なところが現れるのよ。全地球的に考えるとNGね。ここだけOKならいいって話じゃないのよ。油田でウハウハな上に緑化して農作物でもどうにかってのがねぇ。まぁ、油田から掘削できる原油にも限りがあるんだけどさぁ。そういうわけなのよ」
なるほどねー。
「アウラいる?私のプライベートジェットにちょっと防御の魔法かけてほしいんだけど?そうねぇ、私から半径1キロは絶対に安全っていう魔法をチョチョッと。時間外手当(?)出すわよ?」
「わかったわ。社長の半径1キロは絶対に安全っていう魔法ですね」
アウラさんはアッサリと魔法をかけてくれた。
社長はなんか危険なんだろうか?社長の傍にいよう!…安全だから。
社長はしっかりと地球のことも考えているのです。立派なんですよ?




