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終焉の族達

この世界には最悪がいる。

その名も追跡者(ストーカー)だ。

この最悪は何を目的にして、何を成し遂げて、何を失敗したのか、人なのか、人外なのか、善なのか、悪なのか。

この世界の人々は何も分かっていない。

そう言ってる俺も知らないのだが。

俺は知りたい。

追跡者の全てを。

俺は追跡者に会うために調査をする。

.....

--------------------------------------------------

「おはよう」

「あ!昨日急にどこ行ってたの!」


いつも通りの騒がしい教室だ。

ここは超エリートだけが入学できる超名門高校、追倒至(ついとうし)女子学園(じょしがくえん)だ。

魔法を極めに極めた者でないと入る事はできない。

または、武術で世界に通用する実力を持つ者もだ。

もっともJKでそんな人はいないだろうけど。

とにかくそんな学校に荒木(あらき)(りょう)は入学できた。

だが魔法は1つも使えない。

それでも入学できるほどの秘密の力があるのだ。


「ごめんね。

綾ちゃんが眩しすぎて」


そう答えるのは綾の幼馴染である里原(さとはら)(さち)だ。

魔法が強すぎて魔法を抑制する縛りを自らかけるほど化け物じみた魔力量だ。

縛りと言っても目を瞑り、生活するだけだが。

視界を魔法によって得る事で実質的に魔法を抑制している。


「えー理由になってないよ。

でもありがとっ!」


そんないつも通りの会話をしていると秦が視線を感じているようだ。


「追跡者が近くにいる?」

「ここ最近ずっとだよ」

「うちももう死んじゃうんだね」

「秦なら大丈夫だよ」

「そうかなー?」


追跡者。

謎が多すぎる者たちだ。

目をつけられた者は一年以内に死ぬか、失踪する。

基本的に女性がターゲットだ。

だが追跡者の姿を見た者がいないことから正体を知った者もターゲットなんだろう。

夜の間に活発に動くが昼間も動ける。

単に正体がバレないからだ。

そして1番の特徴は強すぎる事だ。

かつて神童と呼ばれていた最強の魔法使いも齢17にして命を落とした。

その神童が目をつけられ始めたのは半年前だそうだ。

つまり何が言いたいかというと秦なら大丈夫とは微塵も思ってないのだ。


「それにしても、今正体を知る事はできないのかな?」

「あーーまあ、うん」


適当な返事だ。

絶対に隠し事をしてるってバレてる。

秦に怪しまれていると先生が教室に入ってきた。


「荒木さんいますか」

「はい!」

「少し来てください」


呼ばれてしまった。

検討はついている。

多分追跡者関係のことだろう。

追跡者は秦ではなく綾に付いているのだろう。

困ったものだ。

別に追跡者なんかどうでもいいのに。

綾は先生について行った。


「分かっているかもしれませんが追跡者のことです」

「そうですか」

「随分とあっさりとしていますね」

「あの人は私のペットです」


先生はふざけていると思っているのだろう。

だがそれは違うんだよな。


「何をふざけているんですか」

「ふざけてなんかないですよ」

「じゃあ呼んでみてください」

「いいんですか。

来て!自由の追跡者(ラフストーカー)


俺は綾の隣に移動する。

俺は綾の秘密の力の正体だ。


「あなたは」


先生はこんなことがと言った様子で俺と綾を交互に見る。


「いかにも。

俺は自由の追跡者、アラカワだ」

「あなたが追跡者」

「先生は俺のことを化け物とでも思ってるのか」

「ここに女性以外が入ると死ぬはずなのに」


確かにちょっとだけ手が痺れてる希ガス。

だけどこれなら余裕で耐えれるレベルだな。


「この程度の魔法?で俺が死ぬ訳ないだろ」

「化け物め」


先生が魔法を溜めると綾は俺の前に立った。

先生は反射神経が無いのか3秒経ってもお構いなしに魔法を溜め続ける。

それとも秦のように目を閉じているが魔法を使っていないバカの2択だ。

俺は綾の隣を通って先生の方に向かう。

そして先生が魔法を溜めている右手の人差し指に頭を突き出す。


「やってみろ」

「お望み通り」

「ラフ!」


綾の声も虚しく魔法は俺に直撃した。

おそらく追跡者にしか効かない魔法なのだろう。

学校中に張り巡らされている魔法と先生の魔法で少し手が動かなくなったが2秒で治った。

だが肩凝りが少し軽くなった気がする。

最近木の上でずっと綾を見ていたから同じ姿勢を10時間位はとっていたのだ。

それ以外の部位も治してほしかったがいかんせん威力が弱くて何も治らなかった。


「ありがとうな」

「何を」


先生はその後も何発か俺に魔法を撃ったが腰の違和感を無くすだけでとどまった。


「次はここに頼むよ」

「それ以上先生をおちょくらないで」

「はーい、分かったよ」


俺は素直に綾の横に戻った。

先生は相当疲弊しているようだ。

何もしてこないな。


「先生、分かりましたか?この人は良い人なんです」

「人じゃない」

「分かった、この光族(こうぞく)の方は良い方です」

「そんじゃ、疲れたから木で寝てるがいいか」


俺は有無を言わさずに木に帰った。

木から綾を眺めていると先生が綾を殴ろうとしていた。

俺は魔法を使ってシールドを作りつつ、一応手で拳を受け止めれるようにした。


「お前、死ぬ覚悟はできてるか」


俺は静かに怒る。

だが綾はやめてと目で訴える。


「俺は!仕方なく!拳を!しまってやるよ!」

「上から目線でものを!」


おや?一段と強い気配の奴が来たな。

後ろからか。


「綾、大じょ...」

「秦さんや、とりあえずその剣を鞘に収めてください」

「ふざけないで」


おー怖いね。

俺はこれまでの魔力を持つ者を見たことがない。


「あなたは、もしかして」

「追跡者だよ」


その言葉は俺の首を切るトリガーとなったようだ。

ちゃんと避けるが。


「てか普通に学校で剣を振り回すなよ」

「ここの敷地内に男が入ったら何してもいいの」


俺は魔法で綾に聞く。


本当かよ綾。

これでも本当なんだよね。

この学校終わりすぎ。

それでも最強の人が量産されてるからね。

そうだ、俺と綾の関係を他の人にバレても良いか?

え?良いよ。

なら簡単な話のはずなんだけどな。


「考え事は終わりかしら」

「終わりだ」

「じゃあ死になさい」

「待て待て、話はまだ終わってないだろ。

なあ、綾」

「そうだよ!」

「綾は何でそっち側なの」


綾は当然だろといった様子で俺をみる。

やはり綾に惚れてよかった。


「俺が綾を愛しているからだ」

「理由になってない」

「俺が善人だと思われてるから、だから綾は俺を信用してくれている」

「そうなの?綾ちゃん」

「そうだよ」


秦は困惑している。

まさか本当に味方だとは思わなかったのだろう。


「そりゃあそんな怖い見た目だったらね」


綾に言われてしまった。

身長230m、体重170kgだからな。

普通の人間は萎縮するがな。


「私に一生懸命尽くしてくれる優しい人だよ」

「「人じゃない」」

「分かってるなら言うな」

「えー、気にしすぎだよ。

そんなんだから私のこと本当に好きかどうか怪しいんだよ」

「痛いところを突かれるな」

「いちゃいちゃするな」


何を怒っているのだろうか?

全くもってわからん。


「とりあえずその人は味方なんだね」

「そうだよ」

「俺は少し特殊な追跡者でな」

「つまり化け物」

「結構メンタルに深くいったぞ」

「化け物なら大丈夫でしょ」

「なんか仲良いね」


嬉しい言葉きましたー!

つまり俺と綾がお似合いと、そう言いたいんだな。

勝ち確定。


「友達としてね」

「そこは異性としてがよかった」

「私がラフを異性としてみる訳ないでしょ」

「その割には俺が殺されそうになっていた時、凄い心配してただろ」

「うっ、あれは友達として心配してたの!」

「ほんとかなー」

「静かに!」


秦は気配を探しているようだ。

俺も探してみると丁度俺の真下に化け物級の何かがいた。


「俺の真下に化け物がいる」


この化け物はまさか。

化け物は俺の下の床をぶち壊して登場した。


「俺は敵対の追跡者(アンチストーカー)、バイルだ」

「バイル、だと」

「やっぱり化け物同士知り合いなの?」

「綾、こいつは俺にとって最悪だ」

「おいおい、そんな事を言ってくれるなよアラッちゃん」

「気安く呼ぶなゴミ」


俺はとりあえず綾を逃した。

これで俺が自殺してしまうことはないだほう。


「お前、殺されたいか」

「やだなー裏切り者」

「俺に特別な力なんか無い!」

「たまたま得た力で調子に乗りあがって」

「努力もしない雑魚が調子に乗るな」

「こいつ」


俺らが喧嘩をしていると空気だった秦がバイルにつっこんだ。


「よせ!そいつは強いぞ」

「意外と褒めてくれるんじゃん」


そう言って秦を吹き飛ばそうとする。

だが俺はしっかりと秦を守る。

綾が悲しんでしまうからな。

だが俺の左手は無くなっていた。


「ワー、オソロシイナー」

「舐めた事を!」


そう言ってバイルは俺を蹴ろうとする。

だが俺は確信したのでカッコつける事にした。


「その攻撃俺に当たらないよ」

「そんな訳ないだろ!」


バイルは小さいビームのような物を俺に放つ。

だが想定通りその攻撃は俺には当たらなかった。


「相当疲れているな。

無理をするんじゃないぞ」

「少しでも役に立とうと思って」


攻撃は秦の魔法によって防がれていたのだ。

だがこの少しの攻撃を防ぐのに全力を使っているようだ。

そりゃあ人間が追跡者から逃れることができないわけだ。


「余裕そうだなぁ!」

「お前こそ格上相手に余裕そうだな」

「チッ、もういい俺は帰る」


そう言ってバイルは帰って行った。

少し足を引きずっているな。

もしかしたらこの学校に張り巡らされている魔法が効いているのだろうか。

これじゃあ俺には勝てる訳ないよな。


「あれ?綾ちゃんは?」

「あ、忘れてた」


俺は綾を連れ戻した。

綾がいつにもなく眠そうだ。


「どうした?眠そうだぞ」

「ごめん、ちょっと...」


綾は倒れてしまった。

ただ寝ているだけだろうが。

俺は予定があるので秦に綾を預けて家に帰った。

後書き       下ネタ注意


どうもきせいちゅうの息子です。

予定より相当早く新シリーズの作品を出しましたね。

できれば交互に投稿していく予定です。

それで後書きでキモい事を書くのが謎にウケているので今回も書いていきたいと思います。


今日は珍しくネタが浮かばない。

しかも時間がありません。

鹿も遺憾な中国人。

俺は犯罪者、極悪人。

好きピも反対、極楽に。

俺に望むハードな人生。

俺の弱すぎるハートは新鮮。

仲良くしてる吉儀は同い年。

それは親友のよしみ。

本当はお互い何も知らない。

だけど相手は知ってる俺がストーカー。

LINEは黒歴史構造中。

好きな言葉は東海道中膝栗毛。

好きピは崩壊最中。


相変わらず上がらないラップスキルですね。

それでは下ネタトークへと移りますか。

現在進行形、現在進行形、私には好きな人がおります。

ここでは有村奏音とでも呼んでおきましょうか。

その人はとても愛おしくて、バカでも、頭が悪くても、知能が低くても、テストの点が低くても、IQが低くても愛せます。

いつもペロペロしていますが有村さんとその友達は俺を良く思ってない訳ですよ。

当然の結果ですね。

それが分かるセリフをいくつか紹介させていただきます。

まずは有村さんの友達が私を嫌ってる理由から話させていただきましょう。

まず一つ目、「有村に手を出したらただじゃおかんけんね」です。

いやー厨二臭い。

アニメや、それこそ私の小説で出てきそうなセリフですね。

それでそのセリフについてですけど、まず友達想いでいい人だなー、とは思いません。

私の邪魔をすれば暴走は進んでいく事でしょう。

他の可愛い人ならまだしも、あの人じゃ勃ちもしませんね。

抜くなら801号室で十分ですね。

エロゲーの権化みたいなものです。

是非Xか、ようつべ子ちゃんで調べてみてください。

話が逸れましたが二つ目のセリフは個人的にイラっとしたセリフですね。

それは「本当に奏音ちゃんのこと好きなの?」です。

何も分かっていないバカな女子がこぞって聞いてくるウザいやつです。

薬を飲んでないと凄いイラっときますよ。

胸にかけて胸に血が上っていくのが分かります。

おっと、頭でしたね。

とにかく何が言いたいかと言うと私は真に有村を愛しているのです。

それを女子の皆さんには胸に刻んでほしいものです。

それでは被害者に感謝を。

そしてTKちゃんに感謝を

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