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パローナツ、冒険なんてもう遅い異世界。~冒険家を夢見る記憶喪失の魔女と獣は、冒険を諦めた現代異世界を夢と冒険で再点火する。~  作者: 紅茶ごくごく星人
第3章 牧場と偶像とテレポート

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3-27 ライブ前日の起床、そして二度寝△

いつstもの場所。?


「い?つものラ」「イ」ブ会場。いつも!のラ「イ」ブ会場と違ってお城の城下?「ct町のようだけ」ど、ここはいつ「もの」場所だ。


「ベル」が歌!っていて、人「もたくさんい」る。それを私は高い?ところから眺めながら、その場、ベルのすぐ近くにいて見てい「る」。


「ベルが歌ってる。」

「周りの観客たちも大盛況だ。ライブは大成功だ。」


ベルが歌っている姿は直接は見えないが、観客が喜んでいる姿が見えた。

なんせ首輪をつけた人たちが、舞台の周りをぐるぐると歩きながら、楽しそうに踊っているから。


それを横目に私は左手の人差し指で舌を掬った。


『たしかに。すごい!』

手元のメモに、くるみのソースがついた指でそう書き記した。


「うん、さすがベル!」

「やったね、アズアズ!カイル!」

私がそう言うと、


「そうね」とアズアズは返事をした。


カイルも「そうだな」と言ったが、突然どこかへ消えていった。


「あれ、カイル?」


周りを見渡しても、どこにもいなかった。


「おーい!どこに行ったの?」


さっきまでいたはずの観客も一瞬に消えて、何の音もせず静まり返っていた。

それからしばらく山の中や町の中、洞窟や孤児院やお城、兵士の鎧の中も探したけれど、カイルは見つからなかった。


「はあ」


息を吐くと、私は背中から地面にばたっと倒れ込んだ。


「痛くない...」


頭を地面にぶつけても、何故か痛くなかった。

心地いい強い風を感じる、何もないようなふわふわした感覚。身体がふわふわしたような感覚なのであって、ベッドのようなふわふわした感触は感じていない。


手で地面に触れてみたが、やっぱり何かに触れた感触がなかった。地面を手が通り抜けたみたい。

今私の手は明らかに、私が寝ている地面よりも下に位置している。


ふと寝返ってうつ伏せになると、下には何もなかった。

「わあっ!?」


驚いたけど、私の体は空中から落下することはなかった。

私の身体は何もない空間で、宙に浮いていた。


「浮いてる...?」


あたりを見回す。

するとカイルがいた。彼の身体はみるみるうちに落下していく。

その先は真っ赤な、いわゆる地獄という感じの雰囲気の場所だった。


私はカイルの方へ向かおうとした。

だけどいくら空中を走ろうが泳ごうが私の身体は思うように動かず、それでも彼の身体は落下し遠ざかっていく。


私は泣きそうになりながら手を伸ばした。


「カイル!」


明らかに届かない。


しかし突然、頭が惚けた。不思議なことにさっきまで遠くにいたはずのカイルがすぐそこにいた。

驚いたけど、私は必死に手を伸ばした。


もう少しで手が届く。

そう思った瞬間。それは一瞬にして、一瞬だけ、私の視界を覆った。


真っ白な毛の中の二つの深紅の楕円が私を睨みつける。

間髪入れずに、ばちばちと火花が散るような音が鳴る。


「お姉ちゃん!」

「はっ...!」


目の前にいたのはベルだった。

ベルが私の身体を揺らしていた。


「...夢かあ」


「うん。お姉ちゃん、おはよう」

「おはよう、ベル」


「ごめんね、もうちょっと寝かせてあげようと思ったけど、何だか苦しそうだったから。」


「...そっか、ありがとう」


ベルは少し不安そうな顔をして私に言った。

「もしかして、ライブ緊張してる?それとも昨日たくさん練習付き合わせちゃって疲れてた...?」


「ううん、全然。ベルのライブが楽しみだよ。だから心配しないで」

私はベルを抱きしめてた。


「...うん!」

少し迷った様子だったのが、力強く返事をした。


アズアズはもう牧場へ向かったようだった。牧場の朝は早い。

私を起こすと、ベルも早速町に出かけた。


「お姉ちゃん、行ってくるね。すぐ帰るから」

ベルは元気に言った。


「いってらっしゃい」


左手で目を擦りながら右手を振って見送った。


「今日は休み...」


手を下ろすと、私は呟いた。


「...次は絶対いい夢みてやる」

私はテントに戻って二度寝した。

▽←ステラの夢に出てきた大穴の形です。

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